第９０話 ページ42
カ「・・・・・・出入口は塞がれたが、ここはもうかなり海面に近い」
カ「お前ら、息を止めていられるとしたら、何秒だ？」
ノ「え・・・・・・60秒くらいかしら・・・・・・。」
A「僕も頑張ればそれくらい我慢できる。」
カ「・・・・・・充分だ。60秒でお前らをそこの流入口から海面まで連れていってやる。」
と上のほうを見ると四つの注入口があった
カ「この空間が海水で満ちたその時こそ、流れが止まる時。流入口は、外と繋がるただの穴になる。」
カ「どれか一つくらいは、すぐに海に出られる短い水路もあるはずだ。」
A「・・・・・・・・・・・・。」
カ「問題は水路の長さがここからじゃわからないことくらいか・・・・・・。」
A「・・・・・・・・・・・・。」
カ「まあいい、私が早く泳げば済む話だ。これもまた悪魔の・・・・・・」
A「・・・・・・正面、右ひとつ目。」
カ「・・・・・・なに？」
ノ「一番短い水路のことですわ。」
A「音の反響や高さから考えて・・・・・・一番外に近いのは正面右ひとつ目。」
A「・・・・・・僕と姉さんはピアノをやっていた身だからな。耳には自信がある。」
カ「・・・・・・さっそく役に立ったじゃないか。」
A「・・・・・・途中で溺れたら、承知しないぞ・・・・・・！」
カ「悪魔の誇りにかけて、そうはさせんさ・・・・・・！」
そして海水面が流入口がある高さまで上昇してきた
カ「よし、行くぞ・・・・・・！60秒の辛抱だ・・・・・・！」
A達のいるフロアが海水が満たされるとカロンはAの腰に手を回してノエルはカロンに抱きつく形でカロンは外を目指して泳いだ
その時僕が覚えていたのは途中でカロンが鎖で何かを壊す音だけだった・・・・・・
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氷狐 - これ夢主の服装とか話し方が黒○事のシ○ル (2018年4月28日 8時) (
レス) id: 87e14db833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2017年11月19日 1時
