【被虐のノエル】ノエル・チェルクェッティにはとても可愛い弟がいるようだ【男主】パート2 (ページ38)

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第８６話ページ38

A「これって、ひょっとしたら・・・・・・ここから何かアクエリアスに関する情報が盗み見れるんじゃ・・・・・・？」

ノ「確かに、アクエリアスの企業についての情報が見れるかもしれませんわ！」

カ「捨てられていたものに貴重な情報が入っているとは思えないがな。」

カ「大体、電源は入るのか？」

とカロンに言われ僕は電源ボタンを長押しする

しかしバッテリーが切れているのか海水のせいで壊れてしまったのか電源はつかない

A「・・・・・・いや、さすがにダメみたいだな。」

A「だが、せっかくだし一応持っていく。かさばらないし、もし後で見られればラッキーくらいのつもりで。」

ノ「そうですわね、わたくしも賛成ですわ。」

カ「好きにしろ。どうせお前らにしか使えん。」

A「・・・・・・それにこの端末から何か情報が出ればシビラにダメージを与えられるかもしれないしな・・・・・・」

カ「・・・・・・・・・・・・。」

そして僕は拾った端末を服のポケットに入れ先へと進んだ

進んでいくと随分と長い上り階段があり階段を登っていくとその先には頑丈そうな鉄の扉があった

カ「見ろ、向こうに扉が見える。だいぶ上ってきたはずだし、出口かもしれん。」

ノ「よ、ようやくですのね・・・・・・！」

A「あの扉はどこに通じているんだ？」

カ「アクエリアスの敷地内であることは確かだろう。まだ油断しないほうが・・・・・・」

とその時・・・

？？？『・・・・・・なるほど。』

？？？『管理用の手動バルブを一つずつ回してちまちまとここまで上がってきたわけですか。』

天井の方にあるスピーカーから無機質な女の声が聞こえてきた

カ「・・・・・・シビラ・ベッカー！？」

A「・・・・・・・・・・・・！」

シビラがこの場にいれば今度こそ僕が味わった痛みと苦しみを・・・・・・

僕の思考は怒りと憎悪でいっぱいだった

シ『海底迷宮の水位が急激に上昇しているので何事かと思ってモニターしてみれば・・・・・・。』

シ『さすがはA様にノエル様、カロン様・・・・・・往生際の悪さは光るものがありますね。』