第７０話 ページ21
A「手を尽くせば取り戻せるものもあるってことを・・・・・・知ることできたから。」
そして僕が病室を出ようとした時・・・
ジ「・・・・・・・・・・・・。」
ジ「・・・・・・A、なの？」
ジリアンの声が聞こえた
今ちょうど目を覚ましたのか元から起きていたのかはわからないがジリアンは聞いてきたAなのかと・・・・・・
目に包帯が巻かれているジリアンは僕の姿を見ることができないからそう聞いてきたのだろう・・・・・・
それに対して僕は・・・・・・
A「・・・・・・・・・・・・。」
A「・・・・・・いや、僕は・・・・・・」
A「ーーーただの魔人、だ。」
そう言って僕は今度こそ病室から出た。
病室から出ると姉さんとカロンがいた
ノ「もういいんですの？」
A「ああ、ジリアンとの話は終わった。」
ノ「・・・・・・そうですの。」
A「姉さんの方こそジリアンに会わなくていいのか？」
ノ「わたくしはあの時製鉄所でAがカロンの所に行ったことに言いたいことは言いましたわ。」
ノ「わたくしは弟と一緒に行くと・・・・・・Aと一緒にラプラスと戦うと・・・・・・。」
A「・・・・・・そうか。」
カ「・・・・・・A。」
A「なんだ。」
カ「バロウズを倒す為とはいえ、さらに悪魔の契約を重ねその右目を代償に、左腕を取り戻したお前は・・・・・・」
カ「・・・・・・もはや立派な“魔人”だよ。」
A「・・・・・・だから、そういう意味で魔人と名乗ったんだ。」
カ「だろうな。・・・・・・ボマーの言葉を覚えているか？」
カ「魔人は魔人としての名を持つものだと。」
A「・・・・・・ああ、覚えている。」
カ「だから考えてみた。お前の名を。」
A「・・・・・・様式美、か。」
カ「そういう性格なものでな。」
カ「自らの死すら覚悟して死地に赴くその捨て身な生き様・・・・・・。」
カ「ーーー“被虐”のA、というのはどうだ。」
ノ「・・・・・・“被虐”のA・・・・・・。」
A「・・・・・・“被虐”・・・・・・。」
A「・・・・・・好きにしろ。でも・・・・・・」
A「ーーー少し、気に入った。」
そして僕達は真夜中の病院を後にした
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氷狐 - これ夢主の服装とか話し方が黒○事のシ○ル (2018年4月28日 8時) (
レス) id: 87e14db833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2017年11月19日 1時
