第６０話 ページ11
進んでいくと一番奥にある階段までへの道にあるそれぞれの橋に火の粉が降っていた
ノ「こんな危険な道しかありませんの・・・・・・！？」
A「そうみたいだな。」
カ「落ち着いて火の粉さえ避ければどうということはない。私がお前らを抱き抱えるからさっさと行くぞ、急ぐんだろ？」
A「わかった、その方法でいこう。」
ノ「し、仕方ありませんわね・・・・・・！」
そしてカロンは僕達を抱き抱えうまく火の粉を避けながら橋を渡り一番の奥にある階段までたどり着いた
僕達を降ろし上の階への階段を進んでいたが僕は途中で立ち止まった
カ「・・・・・・おい、どうした？」
ノ「急に立ち止まってどうしましたの？それにまた暗い顔してますわ。」
A「・・・・・・・・・・・・。」
A「・・・・・・僕は、やっぱり・・・・・・」
A「・・・・・・復讐をする資格のある人間ではないと思うんだ。」
カ「・・・・・・・・・・・・。」
A「・・・・・・ずっと、考えていたんだ。」
A「僕は、バロウズ市長に騙されて悪魔と契約した。そして手足を失って、ピアノを失って・・・・・・。」
A「それだけなら確かに・・・・・・僕は被害者。バロウズ市長に怒りを向けるのも、当然だ。」
A「ーーーでも、それだけでは、なかった。」
A「僕はあの夜、ひょっとしたら式典奏者になれるかもしれないと思って・・・・・・廃ビルに行ったんだ。」
A「シビラさんの話が嘘だったとしても・・・・・・その“欲”は、確かに嘘ではなかった。」
A「・・・・・・親友が式典奏者に選ばれた、その日にだ。僕がやるべきことはそんな事じゃなかったはず・・・・・・。」
カ「・・・・・・・・・・・・。」
A「それだけでも最低なのに・・・・・・」
A「僕は勝手に騙されて、勝手に逃げ延びてそして、事件にジリアンを巻き込んでいる・・・・・・。」
A「・・・・・・こんなことになってもまだバロウズ市長から逃げて、戦おうだなんて・・・・・・」
A「まるで、八つ当たりに八つ当たりを重ねる子供の我が儘みたいじゃないか・・・・・・。」
A「・・・・・・僕が復讐だなんて、図々しいよ。いっそ、死んでしまった方が迷惑がかからないくらい・・・・・・。」
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氷狐 - これ夢主の服装とか話し方が黒○事のシ○ル (2018年4月28日 8時) (
レス) id: 87e14db833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2017年11月19日 1時
