第４５話 ページ46
A「・・・・・・姉さん・・・・・・。」
A「今ならわかるんだ、コンクールの後の僕は冷静じゃなかったし、自分勝手だった。」
ノ「わたくしがAの立場だったらきっとわたくしも同じ反応をしてましたわ。」
A「そうなることがバロウズ市長にはわかっていたから僕はターゲットにされ・・・・・・コンクールの順位を操作され、利用された。」
A「つまり・・・・・・結局は僕が身勝手だったのが悪いんだ。」
A「だったら・・・・・・自分の愚かさを恨む権利はあってもバロウズ市長やシビラさん、もちろんカロンのことも・・・・・・恨むことは・・・・・・」
ノ「・・・・・・A・・・・・・。」
とその時・・・
ドオォォン！！！
どこかで爆発の音が聞こえそこから煙が上がっていた
A「・・・・・・！？」
カ「何事だ！？」
どうやら僕達の後をつけていたカロンも何かあったのではと思い駆けつけたようだ
A「・・・・・・市街地から火の手が・・・・・・！」
カ「事故・・・・・・ではないだろうな。」
カ「お前ら、家はどこだ？」
ノ「・・・・・・家？どういうことですの？」
カ「お前らの家が爆破されたんじゃないかってことだよ。」
カ「家族を狙うなり、親しい人を人質にとるなりすればAをおびき出せそうだし、見せしめにもなるだろう。」
ノ「・・・・・・サラッと恐ろしいことを言わないでくださいまし。」
A「そもそもチェルクェッティ家は上層区の家だから、場所が全然違うぞ。」
A「市街地なんて、ジリアンの・・・・・・友達の家があるくらいで、普段はほとんど行かないしな。」
カ「なんだ、お坊っちゃまとお嬢様か。そのチェリ・・・・・・噛みそうな名字も納得だな。」
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2017年10月29日 12時
