第35話 ページ36
ノ「そんなこと言っても・・・・・・どうやってその屋上まで行くつもりですの?」
カ「私一人ならそう難しいことではない。屋上まで行くのも、なんなら屋内に侵入するのもな。」
A「僕と姉さんが中に入らなければ意味がないぞ」
カ「わかっている。だからサーチライトをどうにかするのだ。さて・・・・・・どこかに上まで登れそうなポイントはないか・・・・・・?」
と言いながら近くの建物に行くカロン
カ「・・・・・・これくらいなら楽に登れそうだな。」
と跳躍して建物を登っていくカロン
だが次の建物の上に登ろうとした時・・・
カ「・・・・・・跳躍だけで登るには少し高いか。」
上の階のベランダに登るには跳躍だけでは登るのが少し無理がある高さだ
カ「ならば“鎖”だな。」
するとカロンは悪魔の鎖を召喚し鎖を使ってサーチライトがある屋上まで登っていった
カ「・・・・・・警備員の意識がサーチライトに向いていないな。」
カ「後ろから攻撃して黙らせてもいいが・・・・・・まあ余計なことはしなくていいだろう。今のうちに目的を果たそう。」
そしてカロンはそのまま真っ直ぐサーチライトの所に向かった
カ「空けるべきなのは官邸裏への路地だ。動かすとしたら左・・・・・・正面玄関方向に、だな。」
警備員の意識が別のところに向いている間にカロンはサーチライトを正面玄関方向の左に動かした
カ「・・・・・・こんなもんで充分だろう。さて、官邸の裏に回るとしよう。」
カ「・・・・・・全く、大悪魔である私がなぜこんな雑用をするハメになっているのだ・・・・・・。」
サーチライトを動かしたカロンはA達の所に戻った
A「お勤めご苦労だな。」
ノ「さあ、どんどん進みましょう。」
カ「・・・・・・いい気なもんだな、お坊っちゃまとお姫様は。(まあ、Aのそういう所がいいのだがな)」←
そして僕達は路地を進み官邸の裏に向かった
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作者名:ベルナデッタ | 作成日時:2017年10月29日 12時