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第34話 ページ35

〜市長官邸・外周3〜



A「官邸が見えてきたな」



ノ「ここまで来ればあと一歩ですわ。」



カ「一応聞いておくが、ここからどうやって建物の中に侵入する気だ?」



ノ「そんなの、てきとうに鍵のかかっていない窓かなにかから忍び込むに決まってますわ。」



A「・・・・・・その方法で大丈夫なのか?」



そんな都合よく窓が開いているとは思えないんだが・・・・・・



A「・・・・・・はぁ、その方法でいくか・・・・・・。」



さすがに真っ正面から行くわけにはいかないし仕方ないか



カ「・・・・・・だったら今いる正面ではなく裏側に回り込む必要がありそうだな。」



カ「ちょうど目の前に路地が見えるだろう。そこから官邸の裏に行けそうだ。」



ノ「なるほど、ではさっそく行きましょうA。(グイグイ!」



と僕の背中を押してくる姉さん



A「ちょっ・・・待て姉さん!」



カ「・・・・・・おいおい、バカか!ちょっと待て!」



ノ「な、なんですの!?」



カ「通路がサーチライトで照らされてるのが見えないのか!照射範囲に踏み込んだら一発で大騒ぎだぞ!」



ノ「た、ただの照明ではなかったんですわね・・・・・・。」



カ「・・・・・・そんなんでよく市長官邸に侵入しようなどと言い出せたものだな。」



A「まずあのサーチライトをどうにかしないとこの先には進めないがどうするんだ?」




カ「・・・・・・見たところ、ライトの本体は官邸の屋上にあるようだな。」



A「僕と姉さんではあのサーチライトをどうすることもできないぞ。」



カ「ならば私が上まで行って、手動でサーチライトを動かすしかないか・・・・・・」

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作者名:ベルナデッタ | 作成日時:2017年10月29日 12時

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