第２８話 ページ29
カ「・・・・・・ステラステージの社長を殺せという願いは小僧、お前が言わされた願いだ、そうだな？」
A「・・・・・・まあ、そういうことになるな。」
カ「両手足を失うと知っていたら、契約しなかった？」
A「そうだな、あの時知っていたら契約しなかったな」
この悪魔は一体何が言いたいんだ・・・・・・？
カ「・・・・・・よし、ならばあの契約は『間違ってしてしまった契約』だ。契約そのものは取り消せないが、特別に・・・・・・」
カ「もし、この契約が叶えた本当の願いをぶっ壊すことができたら。私はお前が払った代償を返してやろう。」
A「本当の願い・・・・・・？」
ノ「・・・・・・ど、どういうことですの！？」
カ「・・・・・・訳あって、私はバロウズと面識がある。だからこそ知っている訳だが・・・・・・」
カ「ヤツは表面上は善人ヅラをしているが裏では極悪にまみれたラプラス一番の大悪党。」
カ「今回、シビラを使ってお前と契約させたのも勿論本当は式典奏者うんぬんなんて全く関係ない・・・・・・」
カ「単純にヤツの金儲けにとってステラステージの社長がジャマだったから、それだけだろう。」
A「・・・・・・・・・・・・。」
カ「だから、お前はてきとうな作り話でてきとうに騙されバロウズ達の願いを、お前の言葉で願ってしまった。」
カ「だから、本当の願いはバロウズの金儲け。」
ノ「じゃあ、その金儲けをメチャクチャにすればAの手足を返すということですわね。」
カ「そういうことだ。」
A「それはつまり・・・・・・バ、バロウズ市長と・・・・・・戦うということか・・・・・・？」
カ「・・・・・・復讐というわけだ。」
カ「お前を利用してハメた、憎き市長・・・・・・。ヤツの、他人の骨で組まれた血まみれの玉座をぶっ潰してやれ。」
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2017年10月29日 12時
