第22話 ページ23
カ「まあ、落ち着くがよい。大悪魔はむやみに人を襲うようなマネはしない。」
A「・・・・・・っ!」
ノ「お、覚えてますわよ!貴方はわたくしの可愛い弟の両手足を・・・・・・!」
ノ「よ、よくも、よくも・・・・・・!!」
カ「・・・・・・やはりそういう反応になるわけか。それに比べてその両手足を奪われた本人は随分と冷静だな。」
A「別に冷静じゃない。ただ色々とありすぎて思考が追い付いてないだけだ」
あの廃ビルでの出来事も所々しか覚えてないし目覚めたら全く知らない場所にいるという状態だしな
カ「・・・・・・まあ無理もない、お前らは何も分かっていないのだろうからな。」
カ「だが、そこの小僧がそうなったのは誰のせいでもない・・・・・・紛れもなく、その小僧の軽率さのせいだ。」
ノ「な、なんですって・・・・・・!そこまで言うならまずは説明してくださいまし!」
A「落ち着いてくれ姉さん」
A「だが、ちょうどいい。僕もお前にいくつか聞きたいことがある。」
A「ここはどこだ、あのあと一体何があったんだ!この状況は一体どういうことだ・・・・・・!」
カ「わかったわかった、興奮すると傷が開くぞ。教えてほしいことがあるなら教えてやるから大人しくしろ。」
カ「どうせそれ以上失う物もないだろう。焦る理由もまたなし、だ。」
A「・・・・・・・・・・・・。」
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作者名:ベルナデッタ | 作成日時:2017年10月29日 12時