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第21話 ページ22

そして何とか起き上がって進むと次の難関がやってきた



ノ「A、本当に大丈夫ですの?」



A「・・・・・・ぐぬぬ・・・・・・だ・・・大丈夫・・・。」



ノ「足が物凄く震えてますわよ!?」



今僕は階段を降りていた



義足に慣れないため早い移動は出来ないし階段も転ばないように歩くだけで精一杯の状態だ



しかも踵が高めの靴のせいで階段だと義足がプルプルと震えて大変だ・・・



・・・・・・でも、あんなことになってもまだ生きていてしかも義足までつけられているとなると・・・・・・



・・・・・・誰かが、助けてくれたのか・・・・・・?



でも、誰がどうやって・・・・・・?



と思いながら何とか階段を無事降りることができ僕達はようやく外に出た



A「・・・・・・・・・・・・。」



外に出ると僕達の見覚えのない景色が広がっていた



A「景色に見覚えがないな・・・・・・。」



ノ「そうですわね・・・・・・。」



ノ「少しここの周りを歩いた方がいいですわね」



ノ「わたくしが支えてあげますからAはゆっくり歩いてくださいまし。」



A「本当に何から何まで色々とすまない、姉さん」



ノ「気にしないでくださいまし」



ノ(それにこうやってAと二人っきりだしAに触れられるから一石二鳥ですわ!)←



僕は姉さんに支えられる形で歩いた



姉さんは僕の歩くスピードに合わせて歩いてくれた



なんだか申し訳ないな・・・・・・



街を歩くと人がいて話しかけるがみんなこちらを怪しそうに睨むばかりで話ができる雰囲気ではなかった・・・・・・。



ノ「だめですね・・・・・・まともそうな人がいませんわね・・・・・・。」



A「僕達を睨んでくるだけで話はできるような雰囲気ではないな・・・・・・。」



ノ「わたくし、一度あの空き家に戻った方がいいと思いますわ」



ノ(さすがにAも義足で歩くのにかなり疲れているはずですわ・・・)



A「そうだな。手がかりもないし一回あの空き家に戻るか」



姉さんからのこの提案は嬉しかった



僕は慣れない義足で歩くのに疲れていた



そして姉さんに支えてもらいながら空き家を戻るとそこには・・・・・・



???「ーーーおかえり。目が覚めたようだな。」



A「・・・・・・なっ!」



ノ「あ、あなたは・・・・・・!!」



目の前には廃ビルで僕が呼び出したカラスのような姿をした悪魔がいたのだ・・・・・・

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作者名:ベルナデッタ | 作成日時:2017年10月29日 12時

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