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第19話 ページ20

助けて・・・・・・死ぬのはイヤだ・・・・・・苦しいのもイヤだ・・・・・・



シ『A様は悪魔と契約した人殺しですので、ご自分のやったことを考えれば、その苦しみもまた当然。』



ただ式典奏者になりたかっただけで・・・・・・お前もステラステージの社長は悪い人間だからって・・・・・・



カ『ああ、素晴らしい。そんな理由で人殺しを願うとはな。どうせ殺しの代償はお前の魂だというのに・・・・・・!』



そんな代償があるなんて、聞いてない・・・・・・



バ『人を殺しておいて、いいわけかい?キミは自分のことしか考えていないんだね、A君。』



・・・・・・それは・・・・・・



ジ『そんなに式典奏者になりたいの?そうやって次はボクを殺して、式典奏者に成り変わるつもりなんでしょ?』



そんなことはしない・・・・・・僕は・・・・・・ただ助けてほしいんだ・・・・・・



こんな痛いのはイヤだ・・・・・・助けて・・・・・・助けて・・・・・・



・・・・・・誰か・・・・・・



A「ーーーっ!?」



ガバッ!



A「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・。」



ノ「よかった!気が付きましたのね!(がばあっ!!」



すると姉さんは思いっきり僕に抱きついた



A「・・・・・・姉さん・・・・・・苦しい・・・・・・。」



僕がそう言うと姉さんはごめんなさいと言って僕を抱き締めていた手を離した



ノ「かなり魘されていたようでしたけど大丈夫ですの?」



A「あれは・・・ゆ、夢・・・・・・?ならよかった・・・」



さっきのは夢だったようだ



A「姉さん、ここは・・・・・・?」



ノ「わたくしもついさっき目が覚めたばかりで分かりませんわ」



A「ぼ、僕は・・・・・・いったい・・・・・・。」



A「・・・・・・・・・・・・!!う、腕が・・・・・・ない・・・・・・!?」



僕は自分の体から両腕がなくなっていた・・・



A「ど、どうして・・・・・・!?」



ノ「・・・・・・・・・・・・。」



僕がそう言うと姉さんの表情がとても悲しそうになっていた



A「・・・・・・いや、覚えている・・・・・・。」



A「僕は確か、廃ビルで悪魔と契約して・・・・・・それで、両手両足を・・・・・・。」

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作者名:ベルナデッタ | 作成日時:2017年10月29日 12時

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