トルアイアングル③...Ryosuke&Yuri... (ページ4)

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涼介「…じゃあ待つ。

Aが俺のこと、もう一回好きになるまで、待つ」

A「っ…そんなの、無理、」

涼介「なんで無理？

俺のこと、
もう好きになんない？

この先、ずっと？絶対？」

ギクリとした。

確かに本気で恋をしてた。
涼介が好きだった。

だけどその恋を忘れて、新しい恋をした。

侑李を、好きになった。

それがこの先ずっと、変わらないって

そんなこと、

言えるの？

涼介「絶対、なら今すぐ俺の手、振り切って。
俺のこと突き飛ばして」

込められていた力が、少し緩んだ。

涼介の、伏せていた視線があがって
私を見据える。

首筋に、何かがつたったのが分かった。

それは
涼介が連れてきた雨の雫。

私はそれを拭うことも出来ず

呆然と、
ただ、

涼介の腕の中にいた。