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今日の最高気温は何度だっただろう。
嫌になるくらい、暑い毎日の中で、
今この空間がとてつもなく寒い。
気がする。
圭人「…A？…どうしたの？
…………oh......」
固まってしまった私に心配そうに声を掛け、
視線を辿って振り向いた圭人も固まる。
其処には不機嫌です、と言わんばかりのオーラを纏っている彼がいた。
圭人「…ごめん！オレ用事思い出したから帰るね！」
A「え、なに、嘘でしょ！？」
圭人｢いや、嘘って言うか、
えっと…あの、その…
何があったかは分かんないけど…
大丈夫！
ちゃんと話せば分かるから！｣
A｢ちょ、圭人！
やだやだ、待っ……｣
ガタガタと騒々しく立ち上がって、彼がいるのと反対側の出口から出て行こうとする圭人の服を掴む。
圭人｢ちょ、A〜、オレ無理だよぉ〜〜
あの感じは無理だよぉ〜〜！｣
泣きそうな圭人の声が上から降ってくる。
泣きたいのはこっちだと言いたい。
圭人の影に隠れようとグイグイ服を引っ張っているうちに、目の前には、彼。
まだ会いたくなかった。
だけど、
会いたくて仕方なかった。
侑李｢随分楽しそう、だね？｣
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作者名：環
| 作成日時：2017年3月28日 17時
