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ひょろっと男子 ページ9




「ラジオネーム 檸檬さんから頂きました。西山さん、梅原さんこんばんは」

「こんばんは」

「付き合って5年の彼氏がいるんですが、最近少し冷めてきてしまっています。彼も私のことを放置なので、もう別れたいなとも思ってますがどう話したらいいか分かりません。西山さん、梅原さんが私の立場だったらどう話しますか?」

「んー、普通に冷めたから別れよって言う」

「直球だね。この人まだ彼氏のこと好きな気持ちあると思うけどなあ〜」

「どっちつかずの態度が一番相手にとって時間の無駄じゃない?ズルズル付き合っても仕方ないでしょ」

「まあそうだねぇ、僕は相手から言われるまで待つかも。そしたら諦めつくかも。冷めたしって」

「冷めたってどういう感じなんだろう。それが俺には分からないね」

「お、梅原さんは彼女に対して冷めたことがないと」

「ないです」

「アツアツですか…?」

「生ぬるい…」

「生ぬるい!?Aちゃんと結構長いよね?」

「うん。高一の時から付き合ってるからね。16歳から…もう10年くらいだ」

「10年てすごくない…?僕の周りでそんなに長く付き合ってる人って梅ちゃん達くらいだよ」

「あ、そう。へえ」

「冷めた瞬間とかない?」

「ないね」

「ほ〜…Aちゃんからのアプローチでしょ?」

「うん。最初はなんだこいつと思ったけど、なんか可愛く見えたんだよ」

「何をキッカケに付き合ったの?」

「夏休み前にあったテスト期間中に一緒に勉強してて、その時にAが『テスト終わったら付き合ってください』って」

「え!可愛い!なにそれ!」

「だから早くテスト終われ…!って思ってた」

「梅ちゃんはその時もう好きだったんだ!」

「割と早い段階で好きだったと思う。よく話してたし」

「それで好きになったんだ!」

「意外と話が合って」

「へえ〜!なんかキュンキュンしちゃう。喧嘩とかしなかったの?」

「喧嘩…よくひょろっと男子でも喋ってるけど高三の文化祭で先生に抗議しに行った話あるじゃん」

「お馴染みの」

「その時に『裕一郎の言い方が弱いんだよ!』ってキレられて、じゃあAが言えよって喧嘩になった」

「二人とも熱いねえ!」

「先生に口答えするな!ってAは1週間停学になってたけど」

「え!?停学!?そんだけで!?」

「びっくりしたわ。本当に先生って嫌いだなって思いましたよ」

「ほんとねえ…あ、お時間ですね。メールをくださった皆さん、ありがとうございました」

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設定タグ:男性声優 , 梅原裕一郎   
作品ジャンル:恋愛
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N(プロフ) - 完結おめでとうございます!いつも楽しく読ませていただいてます。次回作も楽しみにしてます!! (2021年5月24日 0時) (レス) id: 8ca26ff974 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:p@n@ | 作成日時:2021年5月4日 0時

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