夢の魔法【梅原裕一郎】 (ページ29)

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新鮮な姿ページ29

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午後からの現場はAと一緒。自分が先に着いて台本を読んで最終確認をしていたら『おはようございまーす』とやって来た。来たかと思っただけで特に気にせず台本を読んでいた。

周りの演者が「可愛いね〜」とAに話しかけてて、俺の彼女なんだから当たり前だろと思っていたら『え〜そうですか？えへへ』と本人も満更ではなさそう。あまりにも可愛い可愛い言われてるから何がそんなに可愛いんだと、少し離れたところに座るAに目を向けたらびっくり。

「髪切ってる…」
『あ、やっと気付いた〜全然こっち見てくれないんだもんね』

胸下辺りまであった髪をバッサリ切って、肩につかないくらいに短くなった。少し幼くなった気がする。そりゃ可愛いって言われるだけあるな。

ここが二人だけの空間なら今すぐ頭を撫でて可愛がりたい所だけど、如何せん周りの目が気になる。早くアフレコ終われ。これ終わったら帰れるから。

わりと長くかかったアフレコがやっと終わって帰れると思ったらAのマネージャーがAを引き止めていた。

『あー、分かりました！じゃあスタジオ行ったらいいってことで』
「ごめんねー、よろしく」
『はーい』
「ちょっと」
『おお、裕一郎』

スタジオ行くってなんで、と聞いたらニコ生番組の代理MCを頼まれたらしい。

『ちょっと時間あるから送って帰るよ』
「いいの、疲れてるでしょ」
『いいよ…二人になりたいもん…』
「は…」

廊下を歩きながらコソッと言ったAが可愛くてたまらない。車に乗ってすぐ抱き締めた。

『おわっ…びっくりした』
「ずっとこうしたかった」
『そんなに似合ってる？可愛い？』
「うん」
『嬉しい。裕一郎さ、手持ち無沙汰なとき指で髪クルクルしてるから切ったら怒るかなって思ったんだけど』
「そんなことしてる？」
『してるよ、寝る前とか』
「無意識だったわ」

髪が長い時の方が見慣れてるから、今の姿がとても新鮮。だけど優しく微笑んでいるのは何も変わらなかった。家まで送ってもらってニコ生を見たら、そこでも可愛い可愛い言われていて若干嫉妬した。この人達の方が髪が短いAと一緒に過ごしてる時間長いじゃねえか。

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@沖田A
急遽代理でMCをさせて頂きました！代理だったのに髪を切ったことに触れていただいてありがとうございました！アーカイブあるみたいなのでぜひご覧下さい！
(自撮り)
(ビフォー)
(アフター)