沖田です、今起きた ページ27
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『皆さんこんばんは、沖田Aです。今夜のゲストは…』
「中島ヨシキでーす。こんばんは」
『よっちゃんです!』
「よっちゃんなんて呼んだことないだろ!」
『一回もないですね。はい、ヨシキくんに来て頂きました』
「おたくの梅原さんとさっきLINEしてたんだけどさ」
『なんか言ってた?』
「Aのことよろしくって」
『心配されてる…?なんでだ?』
「分からん…逆に梅を心配したよね」
『あ、でも朝出る前にヨシキをよろしくって言ってた』
「どの目線なの!?分かんねえなあいつ…でも海行くとかロマンチックなとこあるじゃん」
『あ、海。行った』
「どんな流れだったの?」
『帰りに迎えに行ったらさ、道混んでてね。回り道になるけど帰ろうと思ったけど、勿体ないし次の日二人とも午後からだしドライブしよっかって』
「海行ったんだ」
『うん、楽しかったよ〜。ゆっくり喋る時間って大事だなって思ってね』
「まあ長く付き合ってたら無言でも心地は良いけど喋ってる方がいいもんね」
『そうそう。家ではめちゃくちゃ喋るよ。みんなの前じゃそんなだけど』
「へえ〜意外…」
『お互い口調が激しいから何喋っても平気だよ』
「喧嘩に発展することとかあるの?」
『それはないなぁ、ただの言い合いだしそこからヒートアップすることはない』
「大人だ〜、それは大人過ぎる。あ、過去にした大喧嘩教えて」
『大喧嘩?高校の時かなあ。文化祭のときに先生の融通がきかないのは裕一郎がもっとちゃんと言わないからじゃん!って言って喧嘩になった』
「梅も言い返したんだ」
『そう。じゃあお前が言えよって言われたから言ってやるよ!って先生に文句言ったら停学になった』
「解せぬ!融通きかないし停学にはなるし喧嘩するし!」
『期間が一週間だったんだけど毎日家来てくれたよ』
「放課後に?青春だなあ」
『いや、授業抜け出して…』
「やんちゃ!」
『最初は会いたくないって言ったんだけど、お母さんが部屋に入れちゃって』
「お母さんはなんも言わなかったの?停学になったことに対して」
『怒らなかったねー。訳はちゃんと分かってくれたし。裕一郎と喧嘩してた理由はあんま分かってなかったけど』
「とりあえず入れちゃったんだ」
『そう。今はね、言い合いがヒートアップしそうになったら「あ?喧嘩すっか?」って言って笑ってる』
「その現場見てみたいな」
『喧嘩すっか?』
「やっぱりいいです!」
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N(プロフ) - 完結おめでとうございます!いつも楽しく読ませていただいてます。次回作も楽しみにしてます!! (2021年5月24日 0時) (レス) id: 8ca26ff974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:p@n@ | 作成日時:2021年5月4日 0時