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あんなに会いたくなかった湧くんに今すぐにでも会いたい、いや会いに行くんだけど。
なんて言おう、なんてグルグル考えているうちに気づけば空き教室の前まで来てしまう。
どうしよう、と少し開けるのを戸惑ってしまったが女は度胸、と勢いよくガラリと扉をあける。
びっっくりしたぁー！と大袈裟に反応しながらもあれ、颯太は？なんでAちゃん？と少し戸惑う湧くんは少し可愛い。
湧くんに話があるのと言えば俺朝話したからもうないんだけど、と少し苦笑いをする湧くん。
だっていい逃げしたじゃんと言えばAちゃん話聞いてくれなかったじゃんと少しむくれる。
『あのね、やっぱりわたしには湧くんしかダメみたい。』
そういえばえ、俺また振られるのかと思ってたんだけどと驚いた表情でつぶやく。
『いっぱい考えて湧くんの幸せとか考えてみたんだけどわたしはもう湧くん以外無理。』
そういえばまだ理解できないと言った表情のまま固まる湧くん。
ねえ湧くん、好きになって？と言えばあー、もう。と少し頭を抱えてからくしゃりと笑う。
わ「もうとっくに俺Aちゃんのこと好きになってるんだけどなんで伝わってないの？」
といって私の腕を引く。
あっという間に湧くんの腕の中に包まれてきゅうっと強く抱きしめられる。
もうダメかと思ったぁ〜、と少し弱々しい声で呟く湧くんにこっちがダメだと思ったよ、と少し泣きそうになりながら言えば俺こんなに好きなのに？とさらに抱きしめる力を強める。
そんなに身長が変わらない湧くんに抱きしめられると頬や耳元にふわふわと柔らかな湧くんの髪の毛が少しくすぐったい。
湧くんに包まれて幸せに浸っていると耳元でねえ、と囁かれ少し身体をよじる。
なに、といっぱいいっぱいになりながらも何とか声を絞り出せば黒ちゃんとどこまでいったのと少し不機嫌な声で囁く。
普段と違った囁き声に崩れ落ちそうになりながらもどこまでもいってないと強がって答える。
ほんとに？こんなことされてない？と耳元でいつもより艶っぽい声で囁いてくる湧くんは相変わらず狡い。
キスは？と聞かれキスしてない、と少し掠れた声で呟けばまじ？と少し驚いて体を離す。
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ふーか - めっちゃかっこいい！湧くんしんどい！！可愛いわんこ黒ちゃんもいいけどSの黒ちゃんも最高です！ほんとに、キュンキュンします！更新待ってます！！！！ (2021年6月2日 22時) (
レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
あーり - トキメキすぎてやばいです！早く続きが楽しみです！ (2021年4月28日 17時) (レス) id: 085671985e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年4月26日 1時
