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全部、全部しっかりと向き合って問題を片付けたら湧くんに会いに行ってもいいのかな。
なんて内村に弱音を零せばちゃんとみんなに謝って黒ちゃんと話して、そしたら会いに行けば？といいながら頭をガシガシと乱暴にかき混ぜられる。
う「湧、バカだからきっと待ってる。」
湧くんの1番の親友である内村にそう言って貰えて泣きそうになる。
『ありがとう、たまにはいい事言うじゃん。』
内村に弱音を吐いたことに今更恥ずかしくなりツンとすればいつものお前らしくなったじゃんと笑われる。
もう一度心の中でありがとう、と呟いてすすと話してくる！と言えばその後は黒ちゃんのとこ行けよ、屋上にいるから。と背中を押してくれる。
だから馬は合わないのにわたしは内村のこと嫌いになれないんだよなぁなんて思いながら教室に向かって駆け出す。
ちょうど授業は終わったあとだったので何も気にせずお構い無しに勢いよく教室のとびらをあける。
バンッと大きな音がして教室にいた数人が驚いてこちらへ振り返る。
移動教室前で教室に残っていたのはすずと川��、安嶋だけだった。
俺たち先いくね、と気を使った2人が教室を出ていきすずと久しぶりに2人きりの空間にすこし緊張が走る。
ごめん、と緊張でカラカラと口の中が乾いたが絞り出した声でそう言えばこっちこそ、と少し潤んだ瞳に見つめられる。
『すすに図星突かれてしんどかっただけだったの、本当はすずに言われたことが正しくてわたしが逃げてただけなの。』
いつもわたしのことちゃんと分かってくれて時には叱ってくれるすずのこと大好きなのに突き放してごめん、とすずの目をみて言えば私こそ、とすすずは呟く。
す「Aが無理してるの気づいてた。なのにあの時寄り添ってあげられなくてきついこと言ってごめんね。」
ああ、よかった。
すずとわたしは同じ気持ちだったんだなって思えたら今まで必死に避けてきたことがばからしくなる。
避けてごめんと言えば次やったら許さないからといつもと同じ、優しく微笑んだすずをみて少し泣きそうになる。
す「まだ、やらなきゃいけないことあるんでしょう？」
とすずに背中を押され行ってくる！と駆け出せばAは好きなようにやればいいんだよ！と最高な言葉にさらに背中を押され加速する。
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ふーか - めっちゃかっこいい！湧くんしんどい！！可愛いわんこ黒ちゃんもいいけどSの黒ちゃんも最高です！ほんとに、キュンキュンします！更新待ってます！！！！ (2021年6月2日 22時) (
レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
あーり - トキメキすぎてやばいです！早く続きが楽しみです！ (2021年4月28日 17時) (レス) id: 085671985e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年4月26日 1時
