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当たり障りない話をしなから校門をくぐり抜け学年が違うから悲しいことに玄関先で今日も頑張れよ、と頭を撫でる湧くんとお別れして上履きへと履き替える。
「ねぇ今日もあの性悪ぶりっ子湧に付き纏ってるよ〜。」
「ほんとだ、湧もよくあんなブス相手にするよねかわいそ〜。」
なんて湧くんと登校した日は必ず言われる陰口。
恐らく先輩だろう、オカメみたいな濃ゆいチークを塗りたくったような2人組。
まあ言われたところで1ミリも傷つかないからいいんだけど。
だって性悪もぶりっこも間違いじゃないし？
べつに私は性悪なこともぶりっ子も悪い事だと思ってないから何言われても全く響かないんだよな、ごめんね。
陰口しか言えないようなお前らみたいなブスよりかは性悪ぶりっ子のほうがよっぽどマシだと思うけどね。
なんて思いながら煽るように思いっきり鼻で笑って通り過ぎる。
私って性格悪い？そんなことないと思う。
ただ、ほかの人たちよりももっともっと自分に素直なだけだ。
べつにぶりっこだってその延長線。
だって大好きで仕方ない湧くんにはいちばんかわいい自分を見てほしいだけじゃん。
わるい？悪くないよね絶対悪くないと思う仕方ないことだよ。
なんて開き直った思考回路のまま教室の自分の席を通り過ぎてすずの元へ向かう。
『すーずっおはよう！』
にこにことすずに話しかければおはよう、なんか機嫌いいじゃん。と当たり前のようにわたしの脳内を見透かすかのように笑う。
さすがすずだ、わたしのことをよく分かっている。
友達が多いほうじゃない私の数少ない理解者で私のわがままを受け止めてくれるすず。
湧くんにまた付き纏ってるってオカメたちに陰口叩かれたから鼻で笑って通り過ぎてやったの！とニコニコと笑いながらいえばAそれ全然顔と言ってることあってないんだけど！とケラケラ笑うすず。
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ふーか - めっちゃかっこいい！湧くんしんどい！！可愛いわんこ黒ちゃんもいいけどSの黒ちゃんも最高です！ほんとに、キュンキュンします！更新待ってます！！！！ (2021年6月2日 22時) (
レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
あーり - トキメキすぎてやばいです！早く続きが楽しみです！ (2021年4月28日 17時) (レス) id: 085671985e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年4月26日 1時
