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事務所内のトイレに連れて行かれ、渡された紙袋の中身を見ると男性用の服とカツラが入っていた。
抵抗はあったが「今日だけ。兄の為。」と言い聞かせ着替え始める。
ボムジュさんが待っているトイレの外に出て声を掛ける。
マネ「お!いいねえ!バッチリだ!時間がない、行くぞ!」
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マネ「失礼します!」
とドアを開け中にいたのは男性と一人の女性。
?「おぉ〜!ハヌル〜!イェーイ!どう調子は?」
マネ「最高です!絶好調です!」
?「...ん?」
ジーッと凝視してくる男性。
やっぱりバレた…。
マネ「どうかしまたか?社長。」
この方はどうやら社長さんらしい。
終わった。神様すみません。
社長「…この前会った時よりイケメンになったんじゃないか?なぁ、パク。」
隣にいる女性に問いかけた。
パク「…どうでしょう?」
マネ「さっすが社長!お目が高い!」
椅子に座り、目の前に紙を出された。
契約書だ。
これにサインをしたら終わりだ。早くサインをしてこの場から逃げたい。
そう思い渡されたペンを握り、名前を書いた。
ホッと胸をなで下ろすと、勢いよくドアが開かれた。
?「ちょっと待った。」
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作者名:あぽろ | 作成日時:2018年6月10日 17時