イケメンですね (ページ3)

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展望台の上である幼い子どもが夜空に手を伸ばして

『お兄ちゃん、Aお星様が欲しいなぁ。お星様って掴めないの？』

HN「掴めるよ」

『ほんとう？』

HN「うん！神様にお願いしたら、きっといつか絶対掴める！」

『じゃあA、神様にずっとお願いする！』

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ん？夢か‥

欠伸をし、手を伸ばす。

ガタンッ！

バランスを崩して後ろに倒れた

『いったぁ…。！もう６時！？…また寝てしまった。神様、意思の悪い私をお許し下さい。』

と手を合わし、急いで部屋を出た。

途中石に躓いて転んだり、誰かの視線を感じたりもしたが、気にしている余裕もなく教会へ向かう。

～♪

やっぱり始まっている。

そーっと椅子に近付くが、院長様と目が合ってしまった…。

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朝のお祈りが終わり、朝食へ向かう途中、A！と院長様に呼ばれた。

「勉強中にまた居眠りしてたのね？」

『院長様！すみません！』

「1人でローマに行って修行するのですから、亡くなられたお父様に恥ずかしくないように気持ちをしっかり持たないと駄目ですよ。」

『大丈夫です！頑張ります。立派なシスターになるのが私の夢ですから！』

「ハヌルも夢を叶えるため、頑張っているんでしょうね。」

そう言って私の肩に手を置いて微笑みながら歩いていく院長様。

私は夜空を見上げ

『…お兄ちゃん、頑張ってるかな。』

と呟いた。

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