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47話:再戦 ページ48

男主side

ザ「つーか、お前。死ぬんならちったぁ役に立ってから死ねよ!」
レイはアイザックに詰め寄られている

レ「…ねぇ、」
あ?
ツイツイと袖をひかれる。
「私がいなくても、あなたがいるから困らないんじゃないの…?」
『フ、ちっせぇ隙間には俺たちじゃあ入れないからな。それに』
ポンと頭に手を置く

『口の悪ぃ男と二人きりよりかは、レイみてぇな花も俺には必要ってこった。良かったな二倍だ、俺の役にも立ってる。
つまり、アイザックも二倍は素敵に殺してくれるだろうよ。』
レ「!」

ザ「あぁ?なんで俺が二倍お前、を!」

ズズイッ
形勢逆転か。レイがアイザックに詰め寄る
ザ「……ッおい」
レ「!私、もっと二人の役に立つから。神様に誓って、
私のこと殺してくれる?」
ザ「……神様神様うるせぇ!何度も言わせんな!俺は嘘は嫌いだ。」

レ「ーーそう。わかった」
いつの間にかアイザックが床に押し倒される形勢になっている。絆が深まったようで何よりだ。
墓場の床だし、衛生面的にも汚ぇし、そろそろやめさせるか。

『あー、じゃれてるとこ申し訳ないが。』
レイをつまみ、アイザックを立ち上がらせる。
やはり、アイザックの背中は多少土汚れが付いていた。
背中を軽く叩いて土を落としてやる。
ザ「!」

『俺はそろそろこのフロアともおさらばしたいんだ。さっさとこの階から脱出するぞ。』
レ「…うん。そういえば、さっき扉が開く音が聞こえた。」
なるほど、つまり
『あぁ、あの開かなかった扉か。よし、行くぞ。』
ザ「ハァ、やっと進めんのか。」

ーーーーー
やっぱり通路の扉が開いている。
レ「この先が電源室……そのわりには」
スンスン
ザ「あぁ、確かにまだ土くせぇな。」
そうか。
俺は被り物をしてるから分かんねぇが、土の匂いはまだ続いてるのか
ーつまり
『この先にも墓があるのかもな。』
ザ「まだあんのかぁ?おい、空いてる墓に入んじゃねぇぞ。」
レ「…分かってる。」

ハッ
『おい、オマエら
ーー身構えろ。』
ザ「!!
オイオイ、俺は得になると思って連れてんのによぉー
いると結構めんどうに巻き込まれる。」

ザ「なぁ?レイ」
クスクス
エ「……やぁ!また会った!」

立ち塞がるようにあいつは立っていた。

ーーー

48話:勝利→←46話:神に誓う



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名無し(プロフ) - このような夢小説をずっと探してたのでとても出会えて嬉しいです!!更新は遅くてもいいので待っています。 (3月26日 2時) (レス) @page49 id: 9f491c41ca (このIDを非表示/違反報告)
- 初コメ失礼します。文章の書き方と進め方がすごく好みですー!!殺戮の天使大好きなので幸せ、、、楽しみに更新を待ってます!! (2023年1月3日 2時) (レス) @page33 id: 2841300d9b (このIDを非表示/違反報告)
- 初コメ失礼します!好きです! (2022年4月28日 22時) (レス) @page26 id: ac45aa30d3 (このIDを非表示/違反報告)
空白 - 初コメ失礼します。すっごく楽しみにしてます。 (2022年4月2日 0時) (レス) @page25 id: e38918ab99 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 初めまして!最近殺戮の天使を知り、アニメを一気見しまして、夢小説を検索していたところこちらにたどり着きました。大変だとは思いますが、執筆頑張ってください!応援しています! (2021年4月16日 13時) (レス) id: eac0d1ea92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:坂内 | 作成日時:2020年8月11日 15時

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