4話：質問 ページ5
男主side
俺はドアを開けた。
この部屋も異様だった。
さっきの部屋と同様の監視カメラ、壁についた複数の鏡、電源のついていないパソコン。
レ「変な部屋…」
レイが呟く。
『ﾁｯ…仕方ねぇ。とりあえずこの部屋も調べるか。』
俺は目の前にあるパソコンと機械を探ってみた。
…このパソコンどこを触っても電源がつかねぇ…
隣の機械もカードは取れねぇし…
どんな仕組みになってんだよ、これ。
レ「…あの。」
俺が機械をいじってると、レイが話しかけてきた。
レ「この鏡だけ映る…」
レイが立っている鏡を見る。
確かに他の鏡とは違って、ハッキリと映るようだ。
俺はレイの側まで移動した。
レイと一緒に鏡の前に立ってみる。
レ「……いつもの私」
レイはそう言うが、俺は違った。
重そうな機械じみた被り物に、全身黒ずくめ。
明らかにやべぇ奴の格好をしていた。
『おい…レイ。お前よく俺に話しかけれたな…』
レ「…うん。ちょっと怖かったよ。」
レイは申し訳なさそうに言う。
と同時にカチッと音がした。
『…あ？なんだ。』
どうやらパソコンの電源が勝手についたようだ。
プログラムのようなものが動きだしている。
すると突然パソコンが言葉を発した。
ﾋﾟ…ﾋﾟ…ﾋﾟ…情報画面を開いています
ﾋﾟ…ﾋﾟ…ﾋﾟ…データを記入します
……質問にお答えください
【ﾋﾟ…ﾋﾟ…ﾋﾟ…あなたの名前は？】
レ「レイ…レイチェル……ガードナー…」
俺は黙っていた。
だが、質問は進まない。
俺も答えないといけないようだ。
『…わからねぇ。』
【ﾋﾟ…ﾋﾟ…ﾋﾟ…年齢は？】
レ「……13」
…意外とガキだな…
……俺は何歳なんだ…？
『多分20とかそこら辺だろ。』
【ﾋﾟ…ﾋﾟ…ﾋﾟ…なぜ、ここにいるのですか？】
レ「病院に来ていて……気がついたらここに……」
『知らねぇ』
【ﾋﾟ…ﾋﾟ…ﾋﾟ…なぜ？】
レ「…？」
は？
【ﾋﾟ…ﾋﾟ…ﾋﾟ…なぜ？】
レ「……」
【ﾋﾟ…ﾋﾟ…ﾋﾟ…なぜ？ﾋﾟ…ﾋﾟ…ﾋﾟ…なぜ？】
【ﾋﾟ…ﾋﾟ…ﾋﾟ…なぜ病院に？】
…やけに理由を知りたがるな…
レ「…人が死ぬところ、ーー殺されるところを見たから」
レ「……目の前で……」
…へぇ…人が死ぬところを見た…ねぇ
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名無し(プロフ) - このような夢小説をずっと探してたのでとても出会えて嬉しいです！！更新は遅くてもいいので待っています。 (3月26日 2時) (
レス) @page49 id: 9f491c41ca (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 初コメ失礼します。文章の書き方と進め方がすごく好みですー！！殺戮の天使大好きなので幸せ、、、楽しみに更新を待ってます！！ (2023年1月3日 2時) (レス) @page33 id: 2841300d9b (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 初コメ失礼します！好きです！ (2022年4月28日 22時) (レス) @page26 id: ac45aa30d3 (このIDを非表示/違反報告)
空白 - 初コメ失礼します。すっごく楽しみにしてます。 (2022年4月2日 0時) (レス) @page25 id: e38918ab99 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 初めまして！最近殺戮の天使を知り、アニメを一気見しまして、夢小説を検索していたところこちらにたどり着きました。大変だとは思いますが、執筆頑張ってください！応援しています！ (2021年4月16日 13時) (レス) id: eac0d1ea92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：坂内 | 作成日時：2020年8月11日 15時
