21話：油断 ページ22
男主side
ダ「レイチェル、左の部屋に行ってみよう。でも、僕は診察室に忘れ物をしたようだから、二人で先に行っていてほしい。」
ｯ……動き出したか。
レ「...わかった」
レイは何も疑問を抱かず先に部屋へ入っていく。
.....
...ここは従っておくか。
俺もレイのあとを続いて行こうとし、、、
ﾄﾞｽｯ
『...あ？』
左腕に何かを打ち込まれた。
ｸｿ......油断した
準備してやがったのか……っ
ｸﾞﾗｯ
その瞬間、俺の体は重力に従って傾いていく。
ﾄﾞｻｯｯｯｯ
俺はそのまま地面に倒れた。
打ち込まれた左腕から痺れるような痛みが全身へまわってくる。
ｸﾞｯ
全身に力を入れるが
(ﾁｯ.....動けねぇ)
ダニーが上から見下ろしてきた。
『...何打った。』
なんとか口は動かせるみてぇだな。
ダ「五時間ほど体を動かせなくなる薬だよ。」
ダニーはそう言いながら足を上げた。
俺は身構える。
ﾄﾞｶｯｯｯ
『ｳｸﾞｯｯ…』
力強く蹴りあげられた俺は、別室へと転がった。
……被り物が首にくい込んで痛てぇ...
扉からダニーが覗き込む。
ダ「君は後だ。僕は今、レイチェルの瞳にしか興味ないからね。」
ダ「五時間ほど、そこで倒れてるといいよ。」
そう言うと扉の鍵を閉め、歩いていく音が聞こえた。
……足音は完全に聞こえなくなった。
『...五時間、なぁ？』
そう呟いて俺はゆっくりと立ち上がる。
『そうは言われても、既に動けるんだけどよ』
まだ、僅かに痺れは残っているが支障はないぐらいには動ける。
ダニーの奴、薬を打ち間違えたか...？
俺は辺りを見回した。
並ぶベットと点滴。
『ここは...病室だな。』
不自然な窓に目を向ける。
窓には
引っ掻き傷と共に微かに血がこびりついている。
『...患者、もしくは生贄の爪痕か。』
まずこの建物が病院かどうかも怪しい。
上のフロアはこのフロアとは全くの別物かもしれねぇ...
下のフロアがあれだったからな。
それに.....
病院みてぇなフロアだったから
記憶についても何かあるかとも思って探ったが....
……手がかりは無かったな。
.....B6の殺人鬼に対して感じた懐かしさ
やっぱりアイツに何か手がかりがあんじゃねぇのか...？
どうにかして、B6の殺人鬼に会う方法がねぇか考えるか.....
……
俺は方法を考える為に、ひとまずベットに腰掛けた。
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名無し(プロフ) - このような夢小説をずっと探してたのでとても出会えて嬉しいです！！更新は遅くてもいいので待っています。 (3月26日 2時) (
レス) @page49 id: 9f491c41ca (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 初コメ失礼します。文章の書き方と進め方がすごく好みですー！！殺戮の天使大好きなので幸せ、、、楽しみに更新を待ってます！！ (2023年1月3日 2時) (レス) @page33 id: 2841300d9b (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 初コメ失礼します！好きです！ (2022年4月28日 22時) (レス) @page26 id: ac45aa30d3 (このIDを非表示/違反報告)
空白 - 初コメ失礼します。すっごく楽しみにしてます。 (2022年4月2日 0時) (レス) @page25 id: e38918ab99 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 初めまして！最近殺戮の天使を知り、アニメを一気見しまして、夢小説を検索していたところこちらにたどり着きました。大変だとは思いますが、執筆頑張ってください！応援しています！ (2021年4月16日 13時) (レス) id: eac0d1ea92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：坂内 | 作成日時：2020年8月11日 15時
