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epilogue ページ48

ことが全て落ち着いた頃には既に夕日が見えていた。

あの後、すぐに飯田率いる雄英職員達が駆けつけた。

勿論全員プロヒーローである。



「結果的に主犯は逃したが…まさかオールマイトが来る前にあの"化け物"を倒すなんてな…」


教師達はその言葉に各々頷いた。





沖田はぼんやりと夕日を見ながらヴィランが退散した後のことを思い出していた。


相澤先生と13号先生が命に別状はないと聞いて生徒達は安堵した。

が、どうやら後遺症は残るらしい。


此処はあれだけの被害を受けて死者が出なかっただけ幸運だったと納得するしかない。

生徒の方もデクが指をぶっ壊した以外はみんな軽症だった。





それから俺を含む1A全員事情聴取を受けた。

俺は主に脳無について聞かれた。

思い返してみれば自分でもよくあんな化け物倒せたなと思った。

奴の攻撃があたればそりゃ1発KO……とまで言わずとも、まぁ大打撃だろう。


奴の攻撃が当たらないことを大前提にした戦闘だったのだ。


なんとか受け流しこちらの攻撃を倍以上にして叩き込む。

これ以外に自分が勝利する方法は無かっただろう。

真正面からいったら刀も俺の肉体もポキリだ。

俺はオールマイトのようなゴリゴリのパワーは持っていないのだから。



…というかこれ俺が前世の経験覚えてなくて個性なかったら色々やばかったんじゃね?


あっぶねー。




そんなことを考えながら、
なんとなくクラスメート達の表情に視線を向ける。


まだ少なからず恐怖を感じている者もいるだろうが…その瞳の中に何か強い意志、決意のようなものが見えた。


彼らは知っただろう。


ヒーローが一体何を相手に立ち向かっているのか。


それがどれだけ闇の深いものか…



それを知っても前を向いていこうとする彼らは間違いなく強くなる。









「俺もじじくさいこと考えるようになったねぃ……」


一応俺も。此処ではヒーローの卵であり、子供なのだけど…




まぁ細かいことはあまり気にしないことにする。


というか気にしはじめたらそれこそキリがない。





今日は最低最悪の日であると同時に、




少年少女達にとって改めて最高のヒーローになろうと強く、強く決意させられる日となった。

悪夢はまだ終わらない→←また新作作っちゃった!…………てへっ(〃ω〃)



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設定タグ:銀魂×ヒロアカ , 沖田総悟 , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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蝶々 - 奏さん» わぎょ!?ほんとですね!すぐ直しました。教えてくださりありがとうございます! (2021年1月10日 20時) (レス) id: 3ee152304e (このIDを非表示/違反報告)
- 設定の幼馴染み2人にとっての総悟の所なんですが、総悟が総子になってます!! (2021年1月10日 20時) (レス) id: 40c6884502 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - シオンさん» コメントありがとうございます。お褒めに預かり光栄です!! (2021年1月7日 6時) (レス) id: 3ee152304e (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年1月6日 21時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - 多美さん» やっぱ沖田くんですもんね!謎の沖田くんだから大丈夫説wありがとうございます!! (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ee152304e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蝶々 | 作成日時:2020年9月16日 20時

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