それは突然の悪夢 ページ2
「よし二人とも!今日はなんでも好きなもの買ってあげるぞ!」
「マジかぃ。じゃあタバスコと唐辛子と縄とS字フックと、バズーカと首輪と鎖とあとは…」
「ちょっとまったぁー!!ちょ、総悟!なんつぅもん欲しがってんの!お前本当に幼稚園児⁉」
「父上がなんでも買ってやるって。」
「いや普通飴とかチョコとかそんな感じのだと思うじゃん!」
「まぁまぁあなた、落ち着いて?総ちゃんはそれが欲しいって言っているのだからいいじゃない。」
母親が仲裁に入る。
「じゃあ私も欲しいもの。いってもいいかしら?」
ミツバが控えめに手をあげる
「おぉ。いいぞ!ミツバならたぶん安心…」
「じゃあ私もタバスコを…ちょっと欲張って箱買いにしようかしら。」
「いやミツバもぉ⁉」
家族4人で一緒に笑う。
それは前はけっしてできないと思っていたこと。
素直にいいな。と思った。
転生したら五歳児になっていて災難だったけど、姉上にもう一度会えて、大好きな家族がいて、いつも一緒に笑ったりする。
時には泣いたり…あれ?俺この世界に来て泣いた覚えねぇわ。(初めて姉上見たときはノーカンな)
まぁとにかく今の暮らしに満足している。
前とは違う。戦場とはかけ離れた平和な暮らし。
だが、
「きゃーーー!ヴィランよー‼」
ずっと平和に暮らせるわけではなかったらしい。
「きゃっ」
「姉上ーー!!!」
まぁ考えれ見りゃそうだ。あれだけ人を殺してきた俺が、全部0にしてのほほんと平和に暮らせるわけねぇ。
「動くなぁ!動いたらコイツをぶち殺すからな!」
でも、あんまりじゃねぇか。
よりにもよって、俺の一番大切な、
自分の身よりも大切なものを奪おうとするなんて…
ー
。
。
「姉上を離せぇ!」
どうやら、ヒーローに追われていたヴィランがこのショッピングモールに逃げ込んできたらしい。
そして姉上がその人質にとられてしまった。
俺は考えるより先に飛び出した。
「チッ邪魔すんじゃねぇ!」
俺は呆気なくヴィランに蹴飛ばされる。
「「「総ちゃん‼(総悟!)」」」
母上と父上がすぐに駆け寄ってくる。
蹴飛ばされても飛びつく。蹴飛ばされても飛びつく。
クソ…!前だったらあんな雑魚なんて…!
すると、ヒーローがようやく到着したらしい。
「そこのヴィラン!その女の子を離して大人しくこちらにこい!」
「はっそう言われて素直にくる奴がいるかよ!近づくなよ?近づけば…わかってるよな?」
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蝶々 - 奏さん» わぎょ!?ほんとですね!すぐ直しました。教えてくださりありがとうございます! (2021年1月10日 20時) (レス) id: 3ee152304e (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 設定の幼馴染み2人にとっての総悟の所なんですが、総悟が総子になってます!! (2021年1月10日 20時) (レス) id: 40c6884502 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - シオンさん» コメントありがとうございます。お褒めに預かり光栄です!! (2021年1月7日 6時) (レス) id: 3ee152304e (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 初めまして、私は、シオンといいます。とても素晴らしい作品だと思います。 (2021年1月6日 21時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - 多美さん» やっぱ沖田くんですもんね!謎の沖田くんだから大丈夫説wありがとうございます!! (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ee152304e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蝶々 | 作成日時:2020年9月16日 20時