30《 神宮寺 》 ページ30
今まで出会った女性とは違う
気軽に誘っていい相手じゃないって、なんかそう思った
少しずつ距離が縮まってるようで
結局“ 店員さん ”と“ 常連客 ”から抜け出せない
また誘ってもいい？と聞いた時、内心ドキドキしてたんだ
でもAちゃんは何も答えなかった
それは……そういうことだろうって、さすがにわかる
でももし今考えてることが正解なら、俺めちゃくちゃ嬉しいんだけど…
確かめていい？
｢ねぇ、Aちゃんが苦しかったのは俺に彼女がいると思ったから？｣
『………』
｢合ってる？｣
静かにゆっくりと頷くAちゃん
その瞬間
たまらなくなって座り込んだままのAちゃんを力いっぱい抱きしめてた
『え？え？』
｢俺が好きなのはAちゃんだよ｣
『え？！？！』
｢気付かなかった？好意はアピールしてたつもりなんだけど…ふふ｣
『………私…鈍いから…』
｢じゃあはっきり言わなきゃね｣
｢Aちゃん、俺の彼女になってくれる？｣
そう言うと、みるみる瞳に涙をためて『うんうん』と何度も頷くAちゃん
｢泣かないの｣
頭を撫でてゆっくり立たせてあげる
｢帰ろ？寒いでしょ｣
夜の住宅街で始まった俺らの恋が
闇に溶けてしまわないように
Aちゃんの手を取り歩き出す
冬の澄んだ空気に流れ込むAちゃんの声
『神宮寺さん、大好きです』
驚いて隣を見るとマフラーに顔を半分埋めたAちゃんがフフフと笑ってる
｢今の反則。帰したくなくなる｣
『……帰さなくてもいいです』
｢でもこっからだとAちゃんちのが近いから俺が帰らないってことでいい？｣
『なんでもいいです。一緒にいられるなら』
｢………っ！！！｣
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きのこ(プロフ) - ゆり:)さん» こんな素敵なぐーじさんに迷惑かけられない…って気分になりましたww (2019年12月16日 0時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり:)(プロフ) - はい最高。甘い！脳内に離さないで愛が流れたよ？起こさないで待っててくれるの？怒るところが別れる可能性に言及したとこだけってどんだけ優しいの？ご馳走様でしたッ！きのこさんが市役所行っても千葉まで一緒に来る旦那様に戸惑うぐーじが見える（笑） (2019年12月15日 22時) (レス) id: 15293df38b (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - きのこさん» 自担とはwwwちなみにこの工場は千葉にあるんで、信号青になったらそのまま千葉まで行ってね！ぐーじがコート広げて待ってるはず！ (2019年12月15日 18時) (レス) id: cdd859c3ed (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - はい最高。さすが最上級彼氏。信号青くなったら離婚してくるから、そのままちょっと工場で待っといて！！ (2019年12月15日 17時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - おさるさん» ありがとうございますぅぅぅ！ぐーじさんのソフトS…いいですよね…優しい声でおいでって言われたい一心でおまけ書きました。笑 (2019年12月14日 8時) (レス) id: cdd859c3ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぴ
| 作成日時：2019年12月6日 21時
