いざ会長の元へ! ページ4
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「で、こいつをうちの学園に入れたいと」
「うん!別に良いよねー?」
「私からもお願い申し上げます」
「別に不利益が生じる訳でもない…許可をくれ」
「……」
皆が私の為にイギリス、さんに頼んでくれている。物凄く嬉しいしとても有難い。しかし、私には気になる事が多すぎた。
「……な、何だよばかぁ!!」
「……」
「さ、さっきからちらちらと見てるのは…べ、別にお前の事可愛いなんて思ってるからじゃないんだからな!」
この人はツンデレなのか…?!そして眉毛!そして紳士には程遠い言葉遣い!
でも、ツンデレなら…可愛い、って思ってくれた訳なんだ、よね?
「イギリスさん」
「な、何だよ」
「有難う御座います!」
頬の色が段々赤くなっていく。分かった、この人は悪い人じゃない。そう思ったら自然に口角が上がった。
「イギリスさん、彼女の入学を認めてくださいますか…?」
「……ああ、許可する」
「ヴェー!イギリスグラッツェー!」
「うおっ、…ハグするなよばかぁ!…俺から理事長には言っとくからお前らは早く掃除に戻れ!」
「ああ、悪かったな」
「イギリスさん、有難う!」
「べ、別にお前の為じゃないんだからな…俺の為であって…っ、つかお前、名前は?」
「ふふ、Aです!これからどうぞ宜しく!」
「…ああ、俺の事はイギリスでいい」
やっぱりなんだかんだ良い人だ…なんて思ってたらふいに近づくイギリスの顔。驚いてる暇もなく頬に口づけられる。ちょ、めちゃくちゃ恥ずかしい…!
「あー!イギリスずるい!」
「はっ、破廉恥な…!」
「っ、ごほん!行くぞお前ら!ま、まだ掃除が残っている…」
「…困った事があったら何時でも来いよ、A」
イギリスが放ったのは優しい言葉の筈が、悪魔の囁きに聞こえたのは気のせいだろうか。
──彼が密かに黒い笑みを浮かべていたのを、私達は誰も知らなかった。
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閲覧ありがとうございます(^q^)
次はお兄さんのターンにしたいっ!
ほんのりアダルティを目指しますw
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作成日時:2013年3月7日 15時