まさかのトリップ! ページ1
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私、Aはアニメが好きという事以外を除けばごくごく普通の中学二年生。
今日も明日も何時も通りに学校に通って授業を受けて友達と萌え語って…それの繰り返しなんだろうなあ。
……っていうか、そんな事を遅刻寸前で通学途中なのに呑気に考えてる私って。
もうふっつーに遅刻だしね!!どう言い訳をしても頭の固い担任は聞き入れないだろう。こうなったら開き直ってちゃおちゃおー!って笑顔で入ってやろうか。うん。
「もうこの際サボりますかー…」
──キキーッッッ!!!!
「わッッッ、危な……っ!!!」
目の前には、私よりもずっと大きな車。
…ちょ、はっ?私、死ぬの?急いでて車にぶつかりそうとかなんてベタなんだ!
いやいやいやまだイタちゃんを愛でたりないよ…それに私、最近aphにはまったんだからもっともっと詳しくなりたかったのに…
あは☆グッバイ!マイオタク人生☆
…なんて能天気に言ってる場合じゃないし!
薄れ行く意識のなか最後に、心のなかでパスタァァアァア!と叫んだ私だった。
あ、やべ最後なのににやけたかも。
*****
「………ん、」
あれ、私まだ意識ある…ていうかなんか違う。
先ほどまで乗っていた自転車はなく、というか見慣れた通学路の風景は何処にもない。そして目の前にそびえたつのはとても大きい建物。
「…え、どこ…此処。見たこと…あるようなないような…」
「ねえねえ!」
「あ、はいっ」
ふいに人の声がして、振り向いた瞬間。悶絶。
だってそこには……
「ヴェー?」
───愛しのイタちゃんがいたのだから。
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「シーくんなのですよ!」
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作成日時:2013年3月7日 15時