「APH」私は国の中から許嫁を勝手に決められたのです。

誓い ページ8

慌ただしく進む時間の中私は一人でぽつんと空を見上げながら立っていた。







イタリアのデイジーの香りがほのかに私の心を擽った。






美しいネックレス、シルクの手袋、そして…




ウェディングドレス…






ウェディングドレスはシルクの素材で出来ていて美しく真っ白であった。






まるで私の心のよう………



ギル 「A………？」


貴 「ギル兄……」


ギル 「……綺麗だ…迚っ…」


貴 「ありがとう、…」





この言葉、彼に言ってほしかった…






大好きな彼に…





時が経つのは迚早かった、この日になるなんて信じたくなかった…





私は今日、ギル兄と結婚するわ。

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