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Dantalion 5 ページ38

「ぅ…っ」
ぴく、とAの小さな身体がはねる。
「アーサーさんは本当に魔力の放出の仕方が下手なんですねえ。ほら、Aさん、今どんな感じです?ちゃんと意識も保てる状態で気持ち良いでしょう?」
こく、と布団のシーツを握りながら頷くA。
「私達悪魔は夜になると''活動''がしやすくなるのですよ。私が貴方をここに連れてきたのもそれが一つ。」
キクはAの脚の間に膝をついてAに覆い被さると、そして、と微笑んだ。

「こうされたら、

…興奮する、でしょう?」

キクはAの服を脱がし始め、ぺろりと舌舐めずりをした。
「アーサーさんに奪われてしまう前に、
練習しておきましょうか。」
つ、とキクの指がAの身体の線をなぞる。
「声の出し方、反応の仕方…ああそれと、

おねだりの仕方も」

貴方は賢いですから、きっと一を知ればその先もわかるでしょう?と言うキク。
「きく、さ…っ」
「それにしても…何故アーサーさんは娼婦などではなくわざわざシスターの貴方を?感度が良いのは確かですが、教会に乗り込むなんてらしくない」

「らしくない、なァ?」

紫色の光がAを包み、彼女の頭からふわりと小さな炎が浮いた。
「なっ…術は十分にかけたはず…!」
「悪いな、夜の俺は昔の血が騒ぐんだよ。
確かに今まで数多の女を相手にしてきた俺が、
何故今更こんな胸もでかくねえシスターなんかに手を出そうとしているのかは疑問だろう。
だが、キク。
俺はお前をまだ信用していない。…よって、
ここで正式に誓ってもらおうか。

俺と''ペア''になると」

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設定タグ:ヘタリア , 悪魔 , 二次創作
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漆黒の堕天使 - ありがとうございますす流石にいちゃんかっこいいこれどうぞ(糸切りもち) (2016年7月23日 9時) (レス) id: 00da4d2b3b (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 漆黒の堕天使さん» フランシス: やだなぁ〜、そんなに褒めても何も出ないぞ? まあ契約するくらいならお手軽もんだけどね〜。 あ、他の奴らとは契約すんなよ?お前はお兄さんの契約者なんだから、ね。 (2016年7月4日 16時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の堕天使 - ととさんお願いが聞いてくださりありがとうございますこれどうぞ(ハンバーガー)とこで兄ちゃんかっこいいよ契約したいよ (2016年6月27日 15時) (レス) id: 00da4d2b3b (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - にぽんさん» にぽんさんいつも本当に有難うございます…! 死にかけてるわけではないので大丈夫です!生きてます! 更新できなくなるのは一番嫌なので、またゆっくりペースを戻していきますね♪ にぽんさんもお体にはお気をつけて下さいね^^; (2016年3月3日 15時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
にぽん(プロフ) - だ、大丈夫ですか!?ととさんに迷惑かけっぱなしで、そして何も出来なくて申し訳ないですが、いつでもまってます!見捨てる理由なんてありません( *`ω´)って、なんかすいません!お大事にです (2016年3月3日 14時) (レス) id: 43b08bd5ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/  
作成日時:2016年2月9日 3時

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