Beleth,Leraje 4 ページ29
「ねえお兄ちゃん！お兄ちゃんも何かしてあげよ？な？」
「してやるっつーても、俺には愛情を取り持つ力しかないんや」
「良いやん良いやん〜。どうせならベリアルとAちゃんの仲取持ったってよ〜」
「俺は悪魔は受け付けてないやざ」
アーサーは何を考えているのか、今だに足を組んだまま動かない。早口で喋る彼らに私はついていけなかった。
「(…ね、このままベリアルがこの子と親しくなって大人しくなったら儲けもんやと思わん？)」
「(確かにそうやな)」
二人は何か相談をしてから、ランと呼ばれた彼が手をひらりと横に流した。
「え？」
「完了。さっさとそいつと話終わらせねま、ベル。ほんならの」
そういうと彼はす、と消えてしまった。
「ああぁ〜！お兄ちゃん待って！とりあえずお兄ちゃんの能力は効いたと思うさかい、バタバタしてごめんな〜！」
「あ、あの！有難うございました！」
「うん！お兄ちゃんAちゃんのこと絶対気にいよったで。また何かあったら呼んでな〜」
それだけ言い残すと、ベルは「お兄ちゃ〜ん」と叫びながら消えていった。
「…あいつが契約無しで人を燃やさないなんて始めてだな。良くやった、褒めてやる」
「貴方がっ！貴方がやらせたんでしょう！」
どうやら、私(？)の初めての悪魔への使役体験は成功に終わったようだ。
「(…ん？ベルちゃんは自衛できる力をくれて…ランさんの能力って、何だったっけ？)」
「おい、そろそろ昼飯にするぞ」
「？何か機嫌良い…？」
「あ？んなわけねーだろ、馬鹿」
アーサーが鼻歌を歌いながら料理を始めようとするのを、私は必死で引き止めていた。
***
「ええ、はい。そういうわけで、頼みますよ。
まだ貴方に動かれては困ります。
…もちろんそれなりの報酬は期待していますからね？''神父様''」
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漆黒の堕天使 - ありがとうございますす流石にいちゃんかっこいいこれどうぞ(糸切りもち) (2016年7月23日 9時) (
レス) id: 00da4d2b3b (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 漆黒の堕天使さん» フランシス: やだなぁ〜、そんなに褒めても何も出ないぞ？ まあ契約するくらいならお手軽もんだけどね〜。 あ、他の奴らとは契約すんなよ？お前はお兄さんの契約者なんだから、ね。 (2016年7月4日 16時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の堕天使 - ととさんお願いが聞いてくださりありがとうございますこれどうぞ(ハンバーガー)とこで兄ちゃんかっこいいよ契約したいよ (2016年6月27日 15時) (レス) id: 00da4d2b3b (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - にぽんさん» にぽんさんいつも本当に有難うございます…！ 死にかけてるわけではないので大丈夫です！生きてます！ 更新できなくなるのは一番嫌なので、またゆっくりペースを戻していきますね♪ にぽんさんもお体にはお気をつけて下さいね^^; (2016年3月3日 15時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
にぽん(プロフ) - だ、大丈夫ですか！？ととさんに迷惑かけっぱなしで、そして何も出来なくて申し訳ないですが、いつでもまってます！見捨てる理由なんてありません( *｀ω´)って、なんかすいません！お大事にです (2016年3月3日 14時) (レス) id: 43b08bd5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とと | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/
作成日時：2016年2月9日 3時
