Valefor, Orobas 2 ページ19
「ふむ…''真理を知る''ことのできる悪魔ですか…」
「真理なんて全部知る必要ないと思うけどなぁ」
「お前さっきそのブレスレットが何か知りたいって言ったじゃねぇか」
「どういうことかなぁって言っただけだよ」
分厚い本をめくりながら、キクさんは悪魔の名前をあげていった。
「ウァサゴ」
「あいつよくわかんねーし却下」
「クロセル」
「あいつ絶対Aの何かを知るからムカつく。却下」
「フルカス」
「あのジジイは嫌いだ。却下」
「私だってジジイなんですけど…」
というか全て却下じゃないですか、とキクが付け足す。
「あいつみたいに下品じゃねえからな。」
「それって貴方が使いやすいってことですよね」
「気が合うってことだろ、仲良くやろうぜ?…あ、使いやすいといえばあいつがいるじゃねえか」
アーサーが口を隠しほくそ笑む。
「あの方ですか…まあ確かにそうですが、付いているもう一人の悪魔が面倒くさいのでは」
「いいんだよ、先に浄化させればーー」
「ごめん、すごい私ついていけてない今…」
その時だった。
青い炎が私のベッドの前に現れ、
まだベッドにいる私を取り囲むアーサー達も目を丸くしてその炎を見つめた。
炎の内側から、2人の青年が現れる。
私にはもうわかる。その2人が、悪魔だってことくらい。
「お前らは…」
「チャオ!ひっさしぶりだね〜ベリアル''様''?」
「それでフェリシアーノ、召喚者はどこなんだ」
「そこのね〜、
盗み甲斐がありそうな子♪」
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漆黒の堕天使 - ありがとうございますす流石にいちゃんかっこいいこれどうぞ(糸切りもち) (2016年7月23日 9時) (レス) id: 00da4d2b3b (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 漆黒の堕天使さん» フランシス: やだなぁ〜、そんなに褒めても何も出ないぞ? まあ契約するくらいならお手軽もんだけどね〜。 あ、他の奴らとは契約すんなよ?お前はお兄さんの契約者なんだから、ね。 (2016年7月4日 16時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の堕天使 - ととさんお願いが聞いてくださりありがとうございますこれどうぞ(ハンバーガー)とこで兄ちゃんかっこいいよ契約したいよ (2016年6月27日 15時) (レス) id: 00da4d2b3b (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - にぽんさん» にぽんさんいつも本当に有難うございます…! 死にかけてるわけではないので大丈夫です!生きてます! 更新できなくなるのは一番嫌なので、またゆっくりペースを戻していきますね♪ にぽんさんもお体にはお気をつけて下さいね^^; (2016年3月3日 15時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
にぽん(プロフ) - だ、大丈夫ですか!?ととさんに迷惑かけっぱなしで、そして何も出来なくて申し訳ないですが、いつでもまってます!見捨てる理由なんてありません( *`ω´)って、なんかすいません!お大事にです (2016年3月3日 14時) (レス) id: 43b08bd5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/
作成日時:2016年2月9日 3時