Sytry 6 ページ16
「ま、そういうことで取引成立…だな？」
「ああ」
「あ、アーサーさ…」
「おい、早くこいつの気持ちを俺に向けさせろ」
「ん〜？お兄さん、''今すぐに''、''お前に''とは言ってないよ？」
はぁ、とキクがそばで溜息をつく。
「おま…っ！」
「まあお前と取引したからにはちゃんとお前の為にもやるさ。けど今はいいかな〜」
「アーサーさん…貴方、悪魔と取引なんて何千回としたでしょう…。明細を確認せずに完了してしまうなど、まるで人間の様なことを」
それだけ急いでいたのでしょうが、とキクが零した。
「とりあえず初めは何もしないでおくよ。だからいきなりお前に気がいったり、キクにいったりするかもしれないけどよろしく♪もちろんお兄さんにもね〜」
そう残すと、フランシスはぱっと消えてしまった。残ったのは一枚のグリフォンの翼だけだった。
「くそ…」
「もう、今度からは気をつけてくださいね。(まあ私には関係ないので別に良いですが)」
「あの髭、あの力すらなけりゃ魔力は大したことねえのに」
「ほら、Aさん起こしますよ」
「いい、そのまま寝かせとけ。もう夜だろ」
「ですが…起きてしまうかもしれませんよ？」
キクは目を伏せて煽る様ににや、と笑った。
「…何を求めてんだよ」
「気を向かせたいのでしょう？なら…
キスの練習でもしたらどうです？」
私ならちょうどいい具合に彼女に快感を与えられますけど、と言った。
「キクお前…俺のキスが下手っつってんのか」
「あら。私は貴方の加減が下手という意味で言ったのですが」
「…」
アーサーはキクに一枚取られた、という顔でAにキスをした。
「…っ」
「ほら。がっつきすぎなんですよ」
「うるせえ！ならお前がやれよ！」
「良いのですか？」
「い、いやダメだ！」
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漆黒の堕天使 - ありがとうございますす流石にいちゃんかっこいいこれどうぞ(糸切りもち) (2016年7月23日 9時) (
レス) id: 00da4d2b3b (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 漆黒の堕天使さん» フランシス: やだなぁ〜、そんなに褒めても何も出ないぞ？ まあ契約するくらいならお手軽もんだけどね〜。 あ、他の奴らとは契約すんなよ？お前はお兄さんの契約者なんだから、ね。 (2016年7月4日 16時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の堕天使 - ととさんお願いが聞いてくださりありがとうございますこれどうぞ(ハンバーガー)とこで兄ちゃんかっこいいよ契約したいよ (2016年6月27日 15時) (レス) id: 00da4d2b3b (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - にぽんさん» にぽんさんいつも本当に有難うございます…！ 死にかけてるわけではないので大丈夫です！生きてます！ 更新できなくなるのは一番嫌なので、またゆっくりペースを戻していきますね♪ にぽんさんもお体にはお気をつけて下さいね^^; (2016年3月3日 15時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
にぽん(プロフ) - だ、大丈夫ですか！？ととさんに迷惑かけっぱなしで、そして何も出来なくて申し訳ないですが、いつでもまってます！見捨てる理由なんてありません( *｀ω´)って、なんかすいません！お大事にです (2016年3月3日 14時) (レス) id: 43b08bd5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とと | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/
作成日時：2016年2月9日 3時
