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16.復活したと思ったら ページ16

時々ヒトとクニの違いを突きつけられて、凹む事がある。しかもクニの子達と笑いあったりした後に、定期的に。
私がクニと仲良くしようがしまいが、そのクニには何らも影響がないのだ。だってヒトだから。それはそれでプレッシャーは無いけれど。

そんな時は頬をぺちんと叩いて復活する。ロヴィーノ君に教えて貰った方法は試してないけれど、私なりの解決方法なら山ほどある。リセットしたように頭の中をからっぽにさせる。単純な方法だけどこれしかない。だが他所から見たら変な人だと思われるのも確実だ。

「いくら不細工だからって、自虐することはないだろ?お前にだって良い所くらい、探せばあるぜこのやろー…」
「ごめんなさいね、残念ながら貴方のそのご考えは的外れですー」

嫌味をたっぷりと含んだ口調でそう言い返す。大丈夫、完全復活。これからも誠心誠意クニの子達と仲良く青春していきます。恋しては駄目な青春なんて、なんかハラハラするお遊びみたいじゃない?そんな風に前向きにぼんやりと考えながら。

「おい、A」
「あ、誰かと思えばダークマターさんじゃないですか」

突然教室の扉が開き、先生かなと振り向いてみればそこには相変わらず眉毛がたくましいダークマターの製造者。

「何だよそれ!…ま、まあ俺は紳士だからな。レディの軽いご冗談は流させてもらう」
「いや、今思いっきりつっこんでたでしょ」
「それより本題だ」

ダークマターさ…、いやアーサー君がごほんと咳払いをした。流すどころか思いきりスルーしちゃってますよ貴方。だがその目は真剣そのものだったので、一応聞く姿勢をとる。隣のロヴィーノ君は机に顔をつけたまま、目線だけこちらに向けている。

「生徒会に、入ってみる気はないか?ていうか入れ」
「うわあ、なんて素敵。丁重にお断りさせて頂きますね」

満面の笑みで、半ば強引に引き入れようとするアーサー君にそう言い切った。何故私が生徒会になんて入らなければならないのだ。確かに青春は楽しみたいよ?だってヒトの私にとってはたった一度きりの青春だもの。

でも、明らかに頭が良さげな人が沢山いそうな生徒会に私がいたら確実に浮く。場所間違ってるんじゃねえかコイツとか思われる。私に恥をかかせに来たのか、と少々冷やかな目で見ていると、アーサー君の口から驚きの言葉が走った。

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くるりん(?・ω・)(プロフ) - 薺さん» 貴重なご意見、ありがとうございます…!まず人種が違いますから、合併なんかも出来ないですし本当に愛し合っていないと結ばれないんじゃないかな、と考えると止まらなくて!拙い文章ですが、頑張らせて頂きます! (2017年3月31日 12時) (レス) id: 405f58ad2d (このIDを非表示/違反報告)
- はじめまして!最後まで一気読みしちゃいました!ヒトとクニの切ない描写がなんかたまりません…!更新頑張ってください! (2017年3月29日 20時) (レス) id: 8d03f80a9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くるりん(✿・ω・) | 作成日時:2017年3月12日 0時

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