生まれ変わってもモブだったので、今から下克上します。【鬼滅の刃】

Story24 ページ27

You side





『へぶあっ』

「着いたぞ、耳栓と目隠し取れ。」

『……』


そのまま、渡された耳栓と目隠しを着けて背負られ続けること数十分。(デジャブ)

何処かのリレーのように、次々と隠たちの背中を転々としていた私は、今この瞬間、なんとも唐突な痛みに顔を歪ませていた。

今ならなんだか素顔でひょっとこ仮面のモノマネ出来るような気がする。


「…おい、聞いてんのか」

『いや、もっと…こうか？もうちょい口をとんがらせて……。』

「オイ！聞いてんのか、目隠しと耳栓外せ！！」

『ふぁっ』


ひょっとこ仮面を頑張って素顔で再現してみようと葛藤していた所、急に目の前が明るくなった。

はっ、なんだなんだ！？？敵の奇襲か！！(違う)


「耳栓と目隠しくらい自分で外せ馬鹿野郎！」

『いや何の話ィ！？？』


エッ、なんでいきなり罵倒されてんの私。非常に解せない。

そんな混乱している私には目もくれず、その隠ちゃんは何故か怒鳴り出した。解せぬ(二回目)


「俺は何回も外せって言ったろうが！！」

『いやその話かよ！それに関しては耳栓してるから聞こえないんだわ、このあんぽんたん！！』

「そうだったわ！それはすまん！！」((

『アラまあ素直だこと！！』


意外な事にもこの隠ちゃんは言えば素直に謝る子だった。ヤダ惚れちゃう…(浮気性)


…いや、それはアカン！！

私には、お互いの将来を共にすると決めた炭治郎と言う推しが居てですね……(※してません)


「…おっと、そろそろ柱が来る時間だな。
じゃあな。お前、殺されない様に頑張れよ」

『エッ、』


…えっ、殺されないように頑張れ？？
ちょっと言ってる意味が分かりませんねぇハハ、(震)

またまた混乱する私を放ったらかしに、その名も無き(※あります)隠ちゃんはどこかへ消えていった。


『ちょっ、かっ隠さぁああん！』

「俺は知らん！あとは頑張れよ！！」

『そんな無責任な！！』


うう……そんな、酷いよ隠ちゃん……。
将来を約束した仲じゃないか…(※してまs(略)


一人えっぐえっぐと泣いていると、急に後の襖が「スパァン！」とお手本並みの音を立てて開いた。

…あっ、これはもしや。




……(´･ω･)







……(;´･ω･)







……(;・∀・)







……(;ﾟ∀ﾟ)







……(;´ﾟдﾟ)




煉獄「むっ、なんだこの少女は！」

胡蝶「…おやおや。誰かの継子でしょうか。」


『…oh……』


・



▼to be continued……

Story25→←Story23

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す