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yg「ここに座ってください。飲み物持ってきます」
「ぁ、うん。ありがと、」
大切な話をしたくて、丁寧に伝えたくて選んだ場所は俺の家で、戸惑うAヌナが安心できるように少し距離を置いて接した。
用意した飲み物をローテーブルに置き、深く息を吸って俺は口を開いた。
yg「・・まず、この前は「転勤するって、本当？」・・え？」
下を向いたままのAヌナが、やけに小さく縮こまって見えた。
膝の上に置かれている手にぐっと力が籠ったのがわかった。
伝えようとした俺の言葉に被るように聞こえたヌナの言葉を頭の中で整理していると、「転勤、するの？」と、ヌナはまた呟いた。
yg「ぁ、はい・・」
「・・っ、」
yg「！」
俺が答えた瞬間、Aヌナの目にじわじわとたくさんの涙が溜まった。涙が溢れる瞬間、ヌナはさらに下を向いてその顔を隠した。
yg「泣いてくれるんですね、」
「っ、ﾋｸｯ」
涙の理由をはっきりと言われたわけではないけれど、ヌナの表情を見れば悲しんでくれていることが伝わってきて、素直に嬉しかった。
ローテーブルの向かい側から立ち上がって、ヌナの隣に腰を下ろす。
その涙を拭えるのは、今俺しかいないし、俺が拭ってあげたかった。
yg「Aヌナ、まず謝らせてください。この前、その・・、何も伝えずに抱いて、すみませんでした。理由にならないと思うんですけど、焦ってたんです。ヌナと離れることにも、ヌナへ想いを伝えられないことにも。もっとヌナに頼ってもらえるようになったらとか、情けない後輩じゃなくて、出世したら、とか・・勝手に決めてヌナに想いを伝えなかったのに、ヌナを離したくなくて、あんな事・・」
ヌナは精一杯首を横に振ってくれた。
その度に溢れる涙に、俺はやっと手を伸ばし、そっと拭った。
yg「後悔、してます」
「ぇ・・？」
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13(プロフ) - ここさん» 両片思いからの一歩踏み出す感じでモダモダさせてしまいました(笑)読んでくださり、ありがとうございます💜 (11月18日 19時) (
レス) id: ecd79cbe0a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 途中までの煮え切らない態度にソワソワしましたが、最後にやっとって感じでwテテちゃんの存在がアシストしたんですね😝素敵なお話ありがとうございます! (11月18日 7時) (レス) @page12 id: 3ef9ba0026 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：13
| 作成日時：2023年11月17日 23時
