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こんな夜は…。

雄也に電話しちゃおうか…。




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気持ちが落ち着き…。

携帯を手に取る。







ホーム画面の雄也を見ては、また涙が出る。






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電話しちゃダメ…ダメ…。








我慢。






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朝になればきっと平気。







夜だから感情が高ぶってるだけ…。







そう。自分に言い聞かせ…目を閉じた。






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こんな状態で電話をかけたら、雄也が飛んできちゃう。w




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[カツ…カツ…カツ…カツ…。]






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床に固い物が当たる音が、ゆっくりテンポよく近づいてくる…。






[カツ…カツ…カツ…カツ…。]






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ゆっくり目を開けると…。






枕元に座るダックス。






姿勢正しく座ってる。w






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「珍しい…じゃん…。w」

「どーしたの…?」

「…一緒に寝る?」






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布団の中に入りたいのかなって、布団をめくると…。






ゆっくり中に入る。






布団の中でUターンして…。

私の右腕にアゴを乗せて寝る…。w






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「どーしたの?」

「淋しいの…?」

「誰かと…一緒に、寝たいの…?」






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ダックスは上目遣いで私を見て…。






「それは…お前だろ…?」

って、言いたげ…。w






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「ゴメン。アリガトー…。」って、抱きしめると迷惑そうに私の鼻を舐めた。w






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私はまた泣きたくなり…。

ダックスをぎゅーっと抱きしめ…。

今度は、我慢せずに泣いた。






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「一緒…寝ると…温かいね…♪」






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「名前…ちゃんと考えるからね…。w」






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作者名:グラノラ | 作成日時:2016年5月20日 19時

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