1710 ページ10
.
.
こんな夜は…。
雄也に電話しちゃおうか…。
.
.
気持ちが落ち着き…。
携帯を手に取る。
ホーム画面の雄也を見ては、また涙が出る。
.
.
電話しちゃダメ…ダメ…。
我慢。
.
.
朝になればきっと平気。
夜だから感情が高ぶってるだけ…。
そう。自分に言い聞かせ…目を閉じた。
.
.
こんな状態で電話をかけたら、雄也が飛んできちゃう。w
.
.
[カツ…カツ…カツ…カツ…。]
.
.
床に固い物が当たる音が、ゆっくりテンポよく近づいてくる…。
[カツ…カツ…カツ…カツ…。]
.
.
ゆっくり目を開けると…。
枕元に座るダックス。
姿勢正しく座ってる。w
.
.
「珍しい…じゃん…。w」
「どーしたの…?」
「…一緒に寝る?」
.
.
布団の中に入りたいのかなって、布団をめくると…。
ゆっくり中に入る。
布団の中でUターンして…。
私の右腕にアゴを乗せて寝る…。w
.
.
「どーしたの?」
「淋しいの…?」
「誰かと…一緒に、寝たいの…?」
.
.
ダックスは上目遣いで私を見て…。
「それは…お前だろ…?」
って、言いたげ…。w
.
.
「ゴメン。アリガトー…。」って、抱きしめると迷惑そうに私の鼻を舐めた。w
.
.
私はまた泣きたくなり…。
ダックスをぎゅーっと抱きしめ…。
今度は、我慢せずに泣いた。
.
.
.
.
.
「一緒…寝ると…温かいね…♪」
.
.
.
.
.
「名前…ちゃんと考えるからね…。w」
.
.
.
367人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:グラノラ | 作成日時:2016年5月20日 19時