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体を雄也の方に乗り出し、傷をよく見ると…。
殴られたような傷…。
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A「誰かと…ｹﾝｶしちゃった…?」
雄也「もう…。仲直りした…。」
A「そっか…。
男同士のｹﾝｶ?」
雄也「ｳﾝ…。」
A「手…。出しちゃ…ﾀﾞﾒだよ。」
雄也「俺は出してない。」
A「そっか。w
偉い。偉い。」
雄也「早く治るように、消毒して…?」
A「…。///
調子に乗るな。」
雄也「あはは…。w」
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本人は笑ってるけど、傷の周りが内出血してて…。
痛そう。
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傷に気を使いながら、今度は優しく拭いてあげた。
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「雄也…くん…?」
後ろから雄也を呼ぶ女性の声がして…。
私は、慌てて振り返った。
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すると、そこにいたのは…。
ひなたさん。
私と同じ…岩盤浴のｳｪｱを着て立っている。
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「やっぱり。ひとりじゃないじゃん…。ｳｿつき。w」って…。
雄也の肩をﾎﾟﾝﾎﾟﾝと叩き…。
私は立ち上がる。
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「じゃーね…。w」って、雄也を見ると…。
雄也は私を見ずに手を握る。
…。///
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A「ｺﾗｺﾗ…。w」
雄也「…。」
A「彼女…待ってるよ…。」
雄也「…。」
A「行ってあげて。w」
雄也「…。」
A「ﾊﾞｶ…。」
雄也「…。」
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私は雄也の手を振りほどいて…。
ひなたさんがいる方とは逆の方に向かった。
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ひとりじゃないじゃん…。
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2016年5月20日 19時
