3939 yuya ページ39
☆yuya side☆
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ｷﾞｭｯ…ｷﾞｭｯ…。
雪の上を歩くたびに音が鳴る。
車が通らないから、道の真ん中を歩いた。
｢傘は…いっか。｣
雪は降ってるけど…傘はいらない程度。
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Aは右手の手袋を外し…俺と手を繋ぐ。
俺は咄嗟にｷｮﾛｷｮﾛ。
…誰かに見られてないか、確認した。
結婚するまで2ｼｮｯﾄを撮られるのはNG。
事務所との約束は忘れてない。
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こんなとこまで、追いかけてこないよな。w
周りに誰もいない事を確認した…Aの手を握った。
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A｢離した方がいい…?｣
雄也「ぃゃ…。
大丈夫。」
A｢…別にいいよ…?｣
雄也「いい。って…。w」
A｢そ?｣
雄也「…俺が繋ぎたいの。w」
A｢…ふーん。///｣
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Aは瞬時に俺が何を考えてるのか見抜く。
今も一瞬で…手を繋がない方がいいんじゃないか。って、察してくれた。
気が利きすぎる。反面…。
勝手に遠慮しちゃうとこがある。
だから、そこをわかってあげるのが俺の役目だと思う。
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2018年8月27日 6時
