3427 yuya ページ27
☆yuya side☆
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森さんの顔を見て…。
俺がここに呼ばれた理由は、本当に打ち合わせだったんだ。と胸を撫でおろした。
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雄也「お疲れ様です。w
遅くなりました。」
取締役「ﾎﾝﾄ。
呼んだらすぐに来なさいよ。w
森さんをお待たせして…申し訳ありません。」
雄也「は?
俺。ｵﾌだから。」
森さん「いやいや…。w
こちらこそ…急にお呼び立てして…。
悪かったね。高木くん。」
雄也「ぃぇ…。w
今日は…何の打ち合わせでしょうか?
僕。何も聞かされてないんですが…。」
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俺は取締役の隣に座った。
けど…。
おかしい。
森さんと取締役は…ｱｲｺﾝﾀｸﾄ。
なんとなく…空気が変だ。
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森さん「…高木くん。」
雄也「ﾊｲ。」
雄也「君は…結婚願望が強いのかい?」
雄也「ﾊｲ?」
森さん「ｸﾞﾙｰﾌﾟが10周年を迎え…やっと売れてきたこの時期に、結婚すると言ってるそうじゃないか。」
雄也「…。」
森さん「あんまり…取締役を困らせるんじゃないよ。w」
雄也「…ﾊｲ。」
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ｺｲﾂ。
言ったのか?
ﾁｸｯたのか?
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取締役を見ると…得意気な表情。
あー…ﾑｶﾂｸ。
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森さん「私は、ﾃﾞﾋﾞｭｰ前から君を知ってる。
付き合いは15年になるかな。」
雄也「…。」
森さん「○○は、私がひときわ力を入れて売ってきた。
そして…やっと波に乗ったところじゃないか。」
雄也「…。」
森さん「引退するなんて…言うな。
森本くんの時の事を忘れたのか?」
雄也「…それは。」
森さん「ﾒﾝﾊﾞｰが１人抜けるという事は…何のﾌﾟﾗｽも生まない。
君だって、よくわかってるはずだよ。」
雄也「…。」
森さん「…。」
雄也「…。」
森さん「するな!!とは言わない。
ただ…人は選びなさい。」
雄也「…?」
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2018年2月18日 15時
