3273 yuya ページ23
☆yuya said☆
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若干。ﾊﾟﾆｯｸな俺。
Aは何も知らず…中へ入る。
…。
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俺はｷｬｯﾌﾟを目深に被り直し…Aの後に続いた。
「いらっしゃいませ。お待ちしていました。」
って、聞こえてきたのは…紛れもなく元ｶﾉの声。
俺は目も合わせず…。
個室に通され…。
…。
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A「ここ…知ってた?」
雄也「…!?///
ぃゃ…。」
A「ふふふ…。w
雄也が知らないお店にしようと思って…。
結構。探したんだよー…♪」
雄也「…。」
A「いい感じ…♪
よかった。」
雄也「…。」
A「さっきの人…ｵｰﾅｰさんだよね。
雑誌に載ってたもん。
…ｷﾚｲな人だったね。」
雄也「…。w」
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返しづらい質問ばかり…。
愛想笑いしかできず…とりあえず、うなづく。
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料理も飲み物も全て頼んであるようで…。
ｵｰﾀﾞｰしなくても勝手に運ばれてくる。
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ずっと顔を伏せてた俺。
ﾜｲﾝはどれにするかと…元ｶﾉがAに質問すると…。
「雄也…決めて…。」って…Aは俺を見た。
もう、何も見ず…何も考えず…「１番上の。」って…答えると…。
元ｶﾉは「ﾊｲ。かしこまりました。」と…。
俺を見た。
…。
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…目が合い。
時が止まる。
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個室の奥にいる俺。
Aを挟んで、その向こうに元ｶﾉ…。
俺は、A越しに元ｶﾉと目が合い…。
顔がひきつる。
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…。
元ｶﾉは頭の悪い人ではない。
気の使える人だ。
そう信じて…俺は何も言わず目を反らした。
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元ｶﾉも「すぐ…用意しますね。」…って。
そう言い個室を出ていった。
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2017年11月21日 22時
