3191 yuya ページ41
☆yuya said☆
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「落ちる…かも。」
「落ちたら…どーしよう…。」
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Aが泣き出した訳は…ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞで体調が悪いからではなく…。
前日の受験の結果が怖い。という理由だった。
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それもそのはず。
Aの志望校は日本有数の難関大学。
Aは…親の期待をひとりで背負ってたんだと思う。
親がAに期待していた。というよりは、Aが親を喜ばせようと頑張っていたんだと思うけど…。
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４人兄弟の俺に、ひとりっ子のAの苦悩はわからない。
けど、親の愛情を独り占めできるAが、羨ましいと思った事はあった。w
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雄也「大丈夫。w
落ちねーよ。」
A「…うっ…っ…。」
雄也「やれるだけやったんだろ?」
A「…。
ｳ…ﾝ…。」
雄也「…なら♪」
A「落ちたら…。」
雄也「落ちない。
Aは落ちない。」
A「でも…塾に…通わせてもらったの…。
凄くお金がかかって…。
なのに…落ちたら…無駄になっちゃう…よぉ…。」
雄也「絶対。落ちない。」
A「…。」
雄也「心配ない…。」
A「…。」
雄也「受かる…。」
A「…。
絶対…?」
雄也「絶対!!」
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俺は、凄く…もの凄く…頑張ってたのを知ってる。
あれだけやってﾀﾞﾒな訳がない。
Aは合格する。
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そう信じて…。
「ﾊﾞｶ言ってないで…寝ろって。w」
って、笑い飛ばした。
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2017年10月14日 22時
