検索窓
今日:26 hit、昨日:0 hit、合計:105,464 hit

2981 ページ31

.








.







「帰る? やるだけやって…。」

「終わったら…即。バイバイ…?」







.








.






…。







そんな顔…しないでよ。







.








.







雄也は凄く悲しそうな顔をしていた。







怒ってたわけじゃない。







半ば…呆れてるような顔だった。







.








.







鳴りやまない携帯を掴み…足早に病室を出る。







雄也が追いかけてくるわけない。







けど、早く…早く蓮の元へ戻らないと…2度と戻れなくなる気がして…。








エレベーターが待てず…何度もボタンを押した。






.







.







蓮…。







電話を切らないで!!







病院から出たら…すぐに出るから…。








切らないで!!







.








.






待ちきれず。出口が見えると同時に…電話に出た。







耳に押しあてて走る。








「A…?」って、私の名を呼ぶ優しい蓮の声。








外へと続く自動ドアが開き…やっとしゃべれる。







.








.







「蓮!!」







.







.







息切れ…運動不足。







はぁ…はぁ…。息を切らせ…言葉が出ずにいると…。








「A…?」









って、意外と近くから聞こえた。









電話を通さず…直で聞こえた。







.








.








.

2982→←2980 yuya



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (147 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1173人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:グラノラ | 作成日時:2017年8月8日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。