2954 yuya ページ4
☆yuya said☆
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花火も終盤に差し掛かったころ…。
新人看護婦さんが病室に来た。
「間に合ったー♪」って…息を切らせ、元気よく入ってきた。
窓際に立ち…豪快に上がる花火を見てる。
…。
ちょっと。俺は花火に飽きてきた頃で…ベットに座り、携帯をいじる。
包帯で視界が塞がれてる間は、携帯もいじれなかったから…。
たまってるLINEの返事を返していた。
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めんどくせーから、病室はオープンにしていつでも誰でも花火を見に来ていいようにしといた。
次第にポツリ。ポツリ。人が減ってく。
と…最後には、俺と新人看護婦さんだけになってしまった。
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「ゆうやん。と…2人で花火が見れるなんて…ね。w」
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そー言い…新人看護婦さんは俺の隣に座る。
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新人看護婦さん「キレイ…ですね。」
雄也「…ウン。」
新人看護婦さん「…。」
雄也「…。」
新人看護婦さん「Aさんは…来たんですか?」
雄也「いや。来なかった。」
新人看護婦さん「そーですか。
…。」
雄也「包帯…取れるから、来て欲しい。って、行ったのに…。」
新人看護婦さん「…?
あっ…それでですかね。
午前中…来てましたよ…ね?」
雄也「…!?///
いつ?
俺…会ってないけど。」
新人看護婦さん「包帯を外すからって…車イスで検査に行ったでしょ?
あの時。ちょうど…入れ替わりで…。」
雄也「…マジ!?」
新人看護婦さん「でも、検査から戻るといませんでしたね。
病室にはジャニーさんだけでしたもんね。」
雄也「…。」
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作者名:グラノラ | 作成日時:2017年8月8日 19時