Yuya.T vol.53 (ページ27)

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ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ…ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ…。

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軽快に包丁を鳴らす雄也。

その手元をのぞくと…長ねぎを切っていた。

…均等に薄く…輪切りができてる。

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A「…。w

上手いじゃん。」

雄也「でしょ?」

A「…。w

和食…?」

雄也「そう♪

筍の煮物。」

A「…!?」

雄也「…♪」

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た…たっ…筍の煮物…!?///

そんな物を雄也が作れるの!?

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蒸気の上がるお鍋をのぞこうとすると…。

「そろそろ…いいかなぁ…。」って、雄也がﾌﾀを開けた。

…。

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雄也は「いい色♪」って…１つ箸で筍をさす。

そして…自分でﾊﾟｸﾘ。

「うまっ♪」って…微笑む。

…。

私も１つ…食べたいな…。って、物欲しそうに雄也を見ると…。

雄也がもう１つ…筍を箸でさした。

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ﾌｰﾌｰ。してくれて…「どーかな…?」って、私の口に運んでくれた。

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熱々。の筍。

「んー…美味しい…♪」

って、雄也を見上げると…。

「ね♪」って得意気。

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「火…止めて。」って言われ…お鍋の火を止めると、「ﾌﾀして…ちょっと置いとこー…。」って…。w

その行動１つ１つが、新鮮で面白く感じた。

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