1495 yuya ページ45
☆yuya said☆
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キスマークをつけて帰ったのに、彼女に怒られない。って…。
一般的にあり得る?
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X'masの時もそうだった。
俺が酔っぱらって、ひなたちゃんを自宅に連れて帰った時も…。
「何もなかったんだし…。もういいよ。」って言い…。
Aは怒らなかった。
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俺が泥酔して何も覚えてないから、怒っても仕方ない。って思ってるんだと思う。
それに未遂だったから…。
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でも、今回は証拠としてキスマークがあるのに…。
なんで、怒ってくれないんだろう…。
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「雄也を信じる。」
そう言いつつも、俺に背中を向けるA。
顔は見えないけど…。
多分…泣いてる…。
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A「雄也を信じる…けど…。」
雄也「…。」
A「傷ついてないわけじゃない…から…。」
雄也「ウン…。」
A「あんまり…。
こーゆーのは…困るから…。」
雄也「ウン…。」
A「…。」
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「ぎゅって…して。」
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涙声のA。
俺はAのお願い通り、後ろからぎゅーっと抱きしめた。
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Aは華奢な肩が震えていて、声を殺して泣いている。
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俺はAが落ち着くまで、その後ろ姿を抱きしめた。
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作者名:グラノラ | 作成日時:2016年3月29日 20時