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雄也…。
どっちに行ったんだろ…。
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何のあてもなく楽屋を出て…。
収録したスタジオと逆に歩き出すと、知 念さんに会った。
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知 念さんに声をかけ、一番近い自動販売機がどこにあるのか聞くと…。
行き方を説明してくれたけど…。
私の理解力が足りず、私は「…?」な状態。w
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知 念さん「ジュースおごってくれるなら、連れてってあげる。」
A「はい♪ お願いします。w」
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知 念さんはスタスタ歩きだし…。
私はその後をくっついて行った。
特に会話もなく無言…。w
複雑な廊下を迷わず歩く○○さん。
「この先。」と、知 念さんは廊下の曲がり角を指差す。
私が「知 念さん。何飲みますか?」って、1歩先を行く○○さんに声をかけると…。
知 念さんが指差す先から、「やーん♪雄也っ。ひさしぶり♪」って…。
女性の声が聞こえた。
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私が立ち止まると…。
知 念さんは関係なく、角を曲がろうとした。
「待って。」って、知 念さんの腕をつかむと…。
「なんで?」って、知 念さんはきょとんとしていた。
「なんで?」って聞かれても…。
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知 念さん「なんで?」
A「雄也…。誰かといるみたいだし…。」
知 念さん「いいじゃん。
知り合いと一緒なんじゃない?」
A「…。」
知 念さん「気。使うことないよ。」
A「…。」
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私たちが物陰でヒソヒソしてると…。
雄也のバカみたいに大きな笑い声が聞こえてきた。
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作者名:グラノラ | 作成日時:2015年9月13日 22時