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806 yuya ページ6
☆yuya said☆
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ｷｽの途中で…。
俺はAが泣いてる事に気付いた。
「A? どーした?」って、唇が触れるか触れないかの距離で名前を呼ぶと…。
Aは困った顔で涙をﾎﾟﾛﾎﾟﾛこぼす。
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A「…。か……。…じゃない。」
雄也「ん?」
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Aの声がかすれてて、聞き取れなかった。
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Aは自分の両手で顔を隠し…。
声を殺しながら、泣き出す。
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俺はAを、引っ張って起こし抱きしめた。
壁にもたれかかって座り、俺の太ももの上にAを乗せて…。
抱きしめる。
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「どーしたの?」って、聞いてもAは泣いていて、なかなかしゃべれない。
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背中をﾄﾝﾄﾝさすりながら、落ち着くのを待っていると…。
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「ゅ…ゃ…。」って、小さな声が聞こえた。
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俺の胸で泣いてたAが、やっと泣きやんで俺の顔をじーっと見る。
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作者名：グラノラ
| 作成日時：2015年8月31日 19時
