Yuya.T vol.14 (ページ37)

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新人看護婦さんは「ゆうやん。夜ご飯でーす♪」って言いながら入ってきて…。

ﾍﾞｯﾄの傍らで泣く私と、ﾀｼﾞﾀｼﾞの雄也を見て、「ｹﾝｶはﾀﾞﾒですよー…。」って雄也に言った。

雄也は苦笑いで、ﾃｨｯｼｭﾍﾟｰﾊﾟｰを箱ごと私に渡す。

私は、雄也からﾃｨｯｼｭを受けとり、雄也と新人看護婦さんに背を向け涙を拭いた。

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「ご飯。ひとり分しかなくて…。ｺﾞﾒﾝﾅｻ-ｲ。」そう言って、新人看護婦さんは雄也の前にご飯を置いた。

「ｺﾞﾒﾝﾈ。気使わないで。高村さん…。」って、新人看護婦さんに優しい声をかける雄也。

…。

でも…。

でも…。

下の名前で呼ばなかったから許す。w

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涙を拭いて振り返ると、新人看護婦さんは病室を出ていくところで、「仲直りして下さいねー。ｹﾝｶは傷口にさわりますよー…。w」って、そーっと出ていった。

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私も持ってきた肉じゃがを温めて出した。

「すっげー…。うまそー♪」って、箸を伸ばす雄也。

「あげるなんて言ってないじゃん。私の夕食だし。w」って、ｲｼﾞﾜﾙすると…。

「こっち全部あげるから。俺。肉じゃががいい。」って言い出した。

ひとくちだけ「あーん。」って食べさせると、「んー…。ｳﾏｲ!! もっと。」って…。

結局、全部。食べられてしまった。w

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